2018年3月26日(月)
チーム医療教育の充実を目指した医学部医学科?保健学科の合同授業
医学部では、チーム医療教育の充実を目指して、医学科?保健学科の合同授業として、1年次前期の「医学部合同新入生ゼミナール」と、4年次後期の「医学部合同チーム医療演習」という2つの授業を行っています。
「合同新入生ゼミナール」では、1年前期の早い段階から、チーム医療の重要性や能動学習の意義と方法、そして、より良い医療のあり方を学ぶことを目的として、医学科?保健学科合わせて約260名の学生が40グループに分かれ、各自が調べた資料を題材にグループワークで討論し、それをパワーポイントにまとめて発表を行うという授業を行っています。
また、4年次後期の「合同チーム医療演習」では、より専門的な視点からチーム医療の重要性と各職種の役割、チーム医療における問題解決過程の進め方についての実践的な理解を深めることを目的として、医学科?保健学科合わせて約260名の学生が33グループに分かれ、リアリティーのある模擬患者の医学的、心理社会的な問題に対して、各職種の専門性を紡ぎ合いながら、問題解決の方向性について討論を行い、それをパワーポイントやロールプレイを用いて発表するとともに、学生同士で質疑応答を行うという授業を行っています。
このような1年次と4年次における医学科?保健学科の合同授業は、将来、医療の現場で求められるチーム医療マインドと具体的な問題解決過程の進め方について、体験的に学ぶことができる有意義な機会になっていると思います。