国際会議参加報告

ERS(European Respiratory Society欧州呼吸器学会)Congress 2024

今回、9月7日~9月11日にオーストリア?ウィーンで開催されたERS Congress 2024 国際学会に参加し、下里188bet体育_188bet备用网址室の大学院修士2年?鈴木果穂さんが口演発表の大役を務めましたので報告いたします。
ERSは米国胸部疾患学会(ATS:American Thoracic Society)と並ぶ、世界の2大呼吸器学会の一つであり、今回のウィーンでの年次総会には20,000人の参加者が集まりました。
 

鈴木さんは、日本医療188bet体育_188bet备用网址開発機構(AMED)?創薬基盤推進188bet体育_188bet备用网址事業課題である「Fine Droplet Dryingテクノロジーによる経気道治療用ナノマイクロ粒子包埋医薬品の創出を目指した188bet体育_188bet备用网址」から、「肺線維症モデルに対する抗線維化薬の経気道治療効果」を報告しました。昨年の米国での国際学会(ATS 2023 International Conference)のポスターディスカッション?セッションからの口演に引き続いての口演発表ですが、今回は300人を収容する大会場での発表となり、緊張した面持ちで臨みました。鈴木さんの演題は「間質性肺疾患」という呼吸器疾患の分野の中で、「From omics to clinical care in interstitial lung disease」という口演セッションでの発表となり、分子生物学的知見から臨床疫学までの幅広い内容の10演題中の発表となりました。
 今回のERS Congress 2024で、間質性肺疾患に関連した演題はポスターと口演を合わせて404演題が採択され(日本からの発表は21演題)、口演は40演題(日本からの発表は鈴木さんを含めて3演題)でした。間質性肺疾患は日本からの発信が多い分野であり、今回の発表は信州大学、さらには日本の間質性肺疾患の188bet体育_188bet备用网址レベルの高さを示すのに十分な内容であったと思います。鈴木さんの口演も大会場を感じさせない堂々とした振る舞いに、今後の活躍を期待せずにはいられません。(文責 佐藤 隆)