3. トラクタの安全な運転について
3.2 運転使用上の注意事項
一般道では四輪駆動で走行してはいけません。車体の停止は、クラッチ、ブレーキの順で行います。また、スピードの出し過ぎ、アクセルのふかし過ぎは禁物です。
ハンドル操作では、おくりハンドル、たぐりハンドル、うちかけはしてはいけません。
後進は左右を確認した後、車体を寄せる方向に身体を向けて行います。
歩行トラクタでは、後退するときや旋回するときに、立木や建物とのあいだに体を挟まれ、圧迫を受ける事故が多いです。
特に、ロータリ耕うん中の後退操作は、ロータリが持ち上がり、回転部に体を巻き込まれる危険性があるため、後退時は必ずロータリを停止し、ゆっくり後退します。
坂の途中で変速してはいけません。また、坂を下る場合は、エンジンブレーキとフットブレーキを併用し、クラッチペダルを踏んだり中立にして惰性で下ってはいけません。
トラクタの車輪の上など、乗車装置のないところへは絶対に乗ってはいけません。
油圧式のアタッチメント(ロータリなど)は突然降下しないよう、停車中は地面に降ろしておきます。