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学校?児童の様子

今日のできごと 令和3年10月5日 「美と力~想いを受けとり合うわたしたち~」

「美と力~想いを受けとり合うわたしたち~」

令和3年10月5日

 4日より、運動会特別時間割がはじまり、5?6年生では、運動会に向けて、校庭での『美と力』の練習が始まりました。

 靴を脱ぎ、裸足になって、芝生から一歩を踏み出す子どもたちの姿は様々でした。そっと歩いたり、全力で走ってみたりと、一人ひとりが、土の硬さや刺さるような小石から働き返される感触を楽しんでいるように見えました。子どもたちのすごいところは、その後、すぐに美と力を始める空気をつくれるところです。誰かが声をかけることなく、お互いの姿から想いを受けとり、自然と一人になる立ち姿を見せてくれました。そんな子どもたちの姿を見ていると、これからどんな美と力が始まっていくのだろうかと、とても楽しみになりました。

 この日は、主に一人技の位置を確認したり、実際に技をやってみたりしました。自分の体を支える手には、たくさんの小石が付きます。その手を上に上げると、ぱらぱらと顔の上に小石が落ちてくるのです。遠くから見ていると分からないけれど、子どもたちはそんな誰からも気づかれないようなものとも向き合いながら、一つひとつの技を完成させています。技に集中していると、いつの間にか、子どもたちの紅白帽子や運動着の背中は、砂と土だらけになります。私はその背中に美しさを感じます。それは、その背中に付いた土や砂を一切払うことなく、その場に立つ子どもの真剣さが表れているからです。「美」や「力」は、技の成功だけでなく、子どもたちが自分と向き合うからこそ見られる、「砂の付いた背中」からも感じることができるのかもしれません。

今年度の美と力のテーマは,

です。美と力の練習の最初と最後には、一人ひとりの思いを共有しています。5年生から6年生へ、6年生から5年生へ、今日のわたしから明日のわたしへと、仲間の想いを受け取りながら、自分自身を更新しています。伝統の美と力、これからも本当に楽しみです。