化学ユニットの吉田全慶さんが日本分析化学会第73年会において若手ポスター賞を受賞しました。

令和6年9月11日（水）～ 9月13日（金）に名古屋工業大学で開催された「日本分析化学会第73年会」において、大学院総合理工学188bet体育_188bet备用网址科理学専攻理科学分野化学ユニット修士2年の吉田全慶さん（髙橋188bet体育_188bet备用网址室）が学生ポスター賞を受賞しました。
受賞題目は以下のとおりです。

【受賞題目】
抗ヒスタミン薬レボセチリジンの分離分析を指向した分子インプリントポリマーの合成と評価に関する188bet体育_188bet备用网址

【概要】
分子インプリンティング技術は、分析目的の化学種を特異的に捕捉可能なポリマーを合成する手法であり、高い選択性を有する分離分析技術として注目されている。本188bet体育_188bet备用网址では、抗ヒスタミン薬であるレボセチリジンを鋳型とした分子インプリントポリマー（MIP）を合成し、生体試料や製剤中に含有するレボセチリジンの選択検出を目的としたサンプル前処理技術の確立を試みた。今回、合成したMIPを固相抽出カラムとして利用したところ、類似の抗ヒスタミン薬と比較してレボセチリジンに選択的な抽出が可能であった。