地球学コースの柳澤良亮さんが日本水文科学会2024年度学術大会における口頭発表で優秀発表賞を受賞しました。

2025年1月22日

2024年10月12日（土）～14日（月）に開催された日本水文科学会2024年度学術大会において、理学部理学科地球学コース4年生の柳澤良亮さん（物質循環学コース榊原188bet体育_188bet备用网址室?地球学コース江島188bet体育_188bet备用网址室共同指導学生）が優秀発表賞を受賞しました。受賞題目は以下のとおりです。

【受賞の題目】
鉱物種とその構成元素に着目した強酸性湧水形成プロセスの解明

【188bet体育_188bet备用网址の概要】
自然界における強酸性水の形成は水質汚染の要因となるため、その成因を理解することは重要である。本188bet体育_188bet备用网址は、自然界での強酸性湧水の生成プロセスの解明を目的とし、強酸性の鉱泉で知られている長野県下諏訪町に位置する毒沢鉱泉を対象として行った。
毒沢鉱泉に産する鉱物の同定および岩石と水の溶出実験により、強酸性化に関わる鉱物種を明らかにした。また、3H-3He法を用いた地下水滞留年代の推定を行い、水と岩石との反応時間を検討した。これまでの成果は、今まで曖昧となっていた強酸性化に関わる要因を具体化することで効果的な水質汚染対策などを考案する際の知見になることが期待される。