生物学コースの長原衣麻さんが第40回日本霊長類学会大会において最優秀ポスター発表賞を受賞しました。

2024年7月16日
2024年7月12–14日(金–日)に、宮城県仙台市で開催された第40回日本霊長類学会大会において、理学部生物学コース3年の長原衣麻さん(進化人類学分野)が、最優秀ポスター発表賞を受賞しました。受賞題目等は以下のとおりです。

【受賞題目】
行動観察および糞中DNA解析による、上高地ニホンザルの採食する昆虫相の解明

【発表者】
長原衣麻、竹中將起、吉田匠、土橋彩加、林浩介、東城幸治、松本卓也
【概要】
上高地に生息するニホンザルが厳冬期において河川の水生昆虫を採食するという極めて珍しい現象に着目し、その実態の一側面を明らかにしました。NHKの撮影による高解像度の動画解析によって、ニホンザルの手と口元の操作が採食する昆虫種によって異なることを明らかにした点や、ニホンザル糞のメタゲノム解析によって、採食する昆虫相を網羅的に明らかにした点に本188bet体育_188bet备用网址の独創性があります。また、本188bet体育_188bet备用网址は信州大学の2つの188bet体育_188bet备用网址室(昆虫を専門とする系統進化学分野、および霊長類を専門とする進化人類学分野)とNHKとの共同188bet体育_188bet备用网址によって実施されており、厳寒地に生息するニホンザルの生態を明らかにする足掛かりになるものと期待されます。

参考URL
優秀発表賞受賞者(第40回日本霊長類学会大会)

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