物質循環学コース國頭 恭 教授の188bet体育_188bet备用网址グループが、土壌中の有機態リンの形態を明らかにしました。

理学科物質循環学コース國頭 恭 教授と、農業?食品産業技術総合188bet体育_188bet备用网址機構 長岡一成 主任188bet体育_188bet备用网址員、東京大学 大塚重人 准教授らの188bet体育_188bet备用网址グループは、土壌中において植物に利用可能なリンのプールである炭酸水素ナトリウム抽出画分に、基質特異性の異なる3種類のホスファターゼを添加して分解実験を行い、有機態リンの形態を明らかにしました。炭酸水素ナトリウム抽出画分では、フィチン酸様リンが優占していること、またフィチン酸様リンとDNA様リンは、土壌pHが低いほど多く蓄積していることを示しました。これらの成果は、土壌中における有機態リンの植物への利用性を評価する上で、また土壌中のリン循環を理解する上で役立つことが期待されます。

本成果は、Elsevierが刊行する土壌学術誌Geodermaに4月3日付けで掲載されました。

【論文タイトル】
pH is the dominant factor controlling the levels of phytate-like and DNA-like phosphorus in 0.5M NaHCO3-extracts of soils: evaluation with phosphatase-addition approach.

【著者】
Takashi Kunito, Shingo Haraguchi, Kiyoko Hanada, Kazuki Fujita, Hitoshi Moro, Kazunari Nagaoka, Shigeto Otsuka

【URL】
論文詳細ページ(Geoderma)
MENU