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独立行政法人海洋188bet体育_188bet备用网址開発機構の加藤千明氏による信州大学セミナー「深海の生物ワールド」が開催されました。
2009.10.16
平成21年10月13日15:00から、31番講義室で、独立行政法人海洋188bet体育_188bet备用网址開発機構?海洋極限環境生物圏領域?海洋生物多様性188bet体育_188bet备用网址プログラムの加藤千明氏により、信州大学セミナー「深海の生物ワールド-ポリマー分解と深海微生物-」が開催されました。本講演会は、このほど合意されました、上記機構と信州大学イノベーション連携センターとの共同188bet体育_188bet备用网址「深海環境からのバイオポリマー生産性微生物の探索に関する188bet体育_188bet备用网址」のキックオフも兼ねており、多くの聴衆を集めて盛大に行われました。セミナーの要旨は以下のとおりです。
深海という環境は、私たちの惑星「地球」において最も大きな生物圏であり,海洋環境の95%以上の部分が水深1,000 mを超える深海という世界です。
深海の環境に適応している生物は、陸上生物と比較して実に不思議な性質を持っています。その最大のものが、彼らの耐圧性や好圧性でなどあり,こうした特徴は、深海微生物というものが、これまでに知られていない新規な機能を有することを示唆しており、新たなバイオリソースの宝庫であるということができるでしょう。
また,深海という環境は人間活動が生み出したゴミ?廃棄物等の最終処分場ともなっており,陸上の廃棄物処理施設などを免れたものの多くは、河川などから海洋へ流され最終的に深海底に蓄積されます。深海調査をしていると特にプラスチック類のゴミに遭遇することが多く,これはプラスチック素材が陸上環境と同様、深海環境においても生物学的に極めて分解されにくいものであるであることを反映しています。
いくつかの好圧菌において生プラポリマーの分解性が確認されているものの,これらの深海微生物で現在市場に出回っている全ての生プラ素材を分解できる訳ではないので、今後の生プラ素材の開発にあたっては、深海微生物を利用した高圧低温下で分解評価をするシステムの立ち上げが必要でしょう。