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川口 航平さん (M1) が高分子学会年次大会で優秀ポスター賞を受賞

2019.06.27


大学院総合理工学188bet体育_188bet备用网址科 繊維学専攻 化学?材料分野1年の川口 航平さん (村井 一喜 188bet体育_188bet备用网址室) が、2019年5月29?30日に大阪国際会議場で開催された第68回高分子学会年次大会において優秀ポスター賞を受賞しました。川口さんの受賞題目は「簡易手法による配向化ゼラチンハイドロゲルの作製」で、東京理科大学基礎工学部 材料工学科 菊池 明彦 教授、小松 周平 助教との共同188bet体育_188bet备用网址として行われたものです。今回、審査対象となる約950件の188bet体育_188bet备用网址発表のうち53件が、優秀ポスター賞に選ばれました。


188bet体育_188bet备用网址概要 : コラーゲンの熱変性タンパク質であるゼラチンを用いたハイドロゲルは、食品や医療用材料として利用されています。しかしゼラチンは、熱変性タンパク質であるために自己組織化能が失われており、一般的な合成高分子により構築されるハイドロゲル同様に自己組織化的に秩序性や階層構造を形成することはありません。近年では、生体の高い秩序性や階層性に類似した構造を導入したハイドロゲルが、構造色や強靭化などのユニークな機能を発現することが報告されています。しかし、秩序構造を有するハイドロゲルは合成過程が複雑であり、簡易手法により作製可能な秩序性?階層構造を有するハイドロゲルの形成は達成されていません。本188bet体育_188bet备用网址では、各種基板上でゼラチンハイドロゲルを作製することによりゼラチン分子が基板の特性 (疎水性や表面官能基) を認識することで、自己組織化的に配向性を有する網目構造を形成することを見出しました。本188bet体育_188bet备用网址で開発した手法は従来の複雑な合成過程を必要とせず、加温と冷却の簡易プロセスのみで秩序性を付与することが可能です。

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