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風間 茜さん(D3)、髙坂 泰弘 准教授が頭痛薬から多様な循環型プラスチックを合成

2022.12.07


風間 茜さん(大学院総合医理工学188bet体育_188bet备用网址科3年?日本学術振興会特別188bet体育_188bet备用网址員 DC-2)、髙坂 泰弘准教授(先鋭材料188bet体育_188bet备用网址所/繊維学部化学?材料学科)は、頭痛薬の主成分であるアスピリン(アセチルサリチル酸)を原料に、リサイクルが容易なプラスチックを合成することに成功しました。2019年に報告した技術を発展させ、アスピリンからポリエステルを合成することに成功したほか、これらのプラスチックの高速分解を実現し、高効率での資源再生を達成しました。本成果は脱化石資源やプラスチックごみ問題の解決に繋がる考え方を提示するもので、実用化も期待できます。
本成果は2022年12月6日付のPolymer Chemistry誌(Royal Society of Chemistry; 英国王立化学協会)13巻47号に論文として掲載されました。本論文は同号の裏表紙でクローズアップされ、6週間無料で公開される予定です。
この成果について、12月7日にプレスリリース(資料)を行いました。


〈論文情報〉
掲載誌:Polymer Chemistry (Royal Society of Chemistry, UK; Impact factor 5.364)
論文題目:Diverse chemically recyclable polymers obtained by cationic vinyl and ring-opening polymerizations of the cyclic ketene acetal ester "dehydroaspirin"
(環状ケテンアセタールエステル「脱水アスピリン」のカチオン型ビニル重合/開環重合により得られる多様なケミカルリサイクル可能なポリマー)
デジタルオブジェクト識別子 (DOI): 10.1039/D2PY01181F



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