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光ファイバーを用いた生体情報の計測

世界でも類を見ないスピードで高齢化が進行するわが国では、健康状態のモニタリングが健康寿命の延伸や病気の早期発見において重要な役割を果たしています。先進繊維?感性工学科の児山 祥平 助教は、光ファイバーの1種であるFiber Bragg Gratingセンサー (以下、FBGセンサー) を用い、脈波などの生体情報の計測やウェアラブル計測デバイスの開発に取り組んでいます。FBGセンサーは従来、橋や道路などの橋梁構造物の検査に用いられていましたが、測定対象物のわずかな歪みを検出できることから、児山助教らのグループはFBGセンサーを手首や肘の脈動点に貼付することで脈波の計測が可能なことを明らかにしています (写真)。さらに、計測した脈波から呼吸数や血圧など、他の生体情報を抽出することにも成功しています。また、FBGセンサーを組紐状に加工し、テキスタイルの形態にしても同様に生体情報の計測が可能なことも確認しており、現在は衣服のようなウェアラブルな計測デバイスの開発に向けて188bet体育_188bet备用网址を進めています。これらの188bet体育_188bet备用网址は、誰もが安心して健康に暮らせる見守りサービスの実現において重要な要素技術となることが期待されます。
(掲載期間 令和 2年 7?8月)