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インフォーマルセミナー in 信州
第1回 糖鎖と疾患
- 開催日
- : 平成24年9月6日(木)
- オーガナイザー
- : 分子病理学講座 教授 中山 淳
- 演題
- : 糖鎖と胃癌
- 講師名
- : 分子病理学講座 教授 中山 淳
α型N-アセチルグルコサミン含有O-グリカンは胃腺粘液中に存在する糖鎖である。この糖鎖はピロリ菌の増殖を抑え、また向腫瘍性炎症反応も抑制することで胃癌の発症を予防する効果を有することを明らかにした。
参考文献
1) Kawakubo M, Ito Y, Okimura Y, Kobayashi M, Sakura K, Kasama S, Fukuda MN, Fukuda M, Katsuyama T, Nakayama J: Natural antibiotic function of a human gastric mucin against Helicobacter pylori infection. Science 305, 1003-1006, 2004.
2) Karasawa F, Shiota A, Goso Y, Kobayashi M, Sato Y, Masumoto J, Fujiwara M, Yokosawa S, Muraki T, Miyagawa S, Ueda M, Fukuda MN, Fukuda M, Ishihara K, Nakayama J: Essential role of gastric gland mucin in preventing gastric cancer in mice. J Clin Invest 122, 923-934, 2012.
3) 中山 淳:腺粘液糖鎖による胃癌発生の制御. 実験医学 (増刊) 31, 1533-1538, 2013.
- 演題
- : 糖鎖異常による先天性疾患
- 講師名
- : 遺伝医学?予防医学講座 准教授 古庄知己
エーラスダンロス症候群(EDS)は皮膚、関節など結合組織の脆弱性を主症状とする先天性疾患の総称である。我々は先天性多発関節拘縮を伴う新型EDSを見出し、その原因がデルマタン4-O-硫酸基転移酵素の欠損であることを明らかにした。本疾患は糖鎖が発生、結合組織維持にお いて重要な役割を持つことを示している。