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2022年3月18日(金)
長野県CATV2021年度連携:信州の伝統野菜⑨三岳黒瀬蕪(木曽町三岳)
信州の伝統野菜希少品種を映像で残す、長野県ケーブルテレビ協議会との共同事業、
2年目となる「信州の伝統野菜映像アーカイブスプロジェクト」2021年度制作コンテンツ8本のひとつ
木曽町 三岳地区で栽培されている黒瀬蕪、茎は「すんき漬け」に、カブは「甘酢漬け」や「ヌカ漬け」にして食されています。
黒瀬蕪の特徴は、短円錐形で肉質は緻密、そして少し硬めのカブは漬物にすると歯ごたえがあり、カブの持つ辛みが漬かり込んだ後もしっかり残るという事。
黒瀬地区で栽培されその名が付けられた蕪ですが、昭和33年黒瀬地区は牧尾ダム建設に伴い殆どの住民が木曽を離れてしまったため、黒瀬蕪は「幻の蕪」となっていました。ところが1軒の農家が三岳地区に留まり、37年の間蕪の栽培を続けられていました。そのことを知り、何とか三岳の特産品にできないかとその農家に赴き、自家栽培用に残しておかれた3カブの内のひとカブを譲り受け黒瀬蕪の復活に尽力された方がいます。三岳農産加工施設 みたけグルメ工房 組合長の西尾禮子(れいこ)さんです。それが25年前の事。現在では組合員の多くが黒瀬蕪の栽培を行い、みたけグルメ工房に持ち込んできます。そして漬物に加工され、隣接する道の駅で販売されるようになりました。
三岳の風土に適した黒瀬蕪は他地域で栽培すると大きく育ち過ぎてしまい、味も変わってしまいます。
最近は温暖化の影響で、種をまく時期をお盆過ぎから9月初め頃へと時期をずらしてきています。
美味しいと評判の黒瀬蕪は三岳地域の元気の元となっています。
企画:信州大学?長野県ケーブルテレビ協議会 制作:木曽広域ケーブルテレビ