タバコのないキャンパスを維持する信州大学の方針を掲載しました
信州大学では、平成15年5月に施行された「健康増進法」を受けて、大学での喫煙の問題を学生教育のみならず、大学の理念に関わる問題として捉え、平成16年4月には、「信州大学の禁煙ポリシーと行動計画」を策定し、「タバコのないキャンパスを目指す信州大学の取り組み」を提唱?実施してきました。
「信州大学の禁煙ポリシーと行動計画」が策定された以降も、社会では、路上喫煙の制限や禁煙タクシーの普及、医療機関における禁煙外来の設置など、禁煙化の動きが加速しています。さらに、学校をはじめとする多数の者が利用する施設を管理する者に対し、受動喫煙を防止するために必要な措置を講ずる努力義務を課した健康増進法第25条の規定に関し、平成22年2月25日付けの厚生労働省健康局長通知においては、「全面禁煙は受動喫煙防止に極めて有効であると考えられているため、受動喫煙防止対策の基本的な方向性として、多数の者が利用する公共的な空間については、原則として全面禁煙であるべきである」との考えが示されています。
こうした状況を踏まえ、平成28年4月1日より、信州大学は敷地内を全面禁煙としました。この取り組みは、本学構成員の健康増進を目的とした諸活動の中の1つと位置付けられています。今後は、敷地内禁煙を維持するために、全ての構成員の継続的な取り組みが求められます。その取り組みには、環境美化、喫煙の予防啓発教育、また希望者に対する禁煙サポートなどが挙げられます。構成員の皆様は、これらの取り組みをご理解のうえ、ご協力いただく様、お願いします。
本学の敷地内禁煙を達成するために設置された構内禁煙化推進WGは、今後もタバコのないキャンパスを維持するため、引き続きその活動を継続します。敷地内禁煙活動に関する課題が生じた際は、このWGにおいて検討し、当該結果を踏まえて適切な対策を講じることとします。