SHINSHU UNIVERSITY SOCIAL RESPONSIBILITY REPORT 2018-2019
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12SHINSHU UNIVERSITY SOCIAL RESPONSIBILITYREPORT 2018?2019Globalグローバル化推進センターは、これまでグローバル教育推進センターで行っていた学生のグローバル教育の推進に加え、188bet体育_188bet备用网址面での広範な海外との学術交流や国際広報の強化を目的として2019年4月に設置されました。また、これに併せて事務部門の強化を図るため、新たに国際部を設置し、信州大学全体の教育188bet体育_188bet备用网址のグローバル化を推進していきます。3グローバル化推進センター及び国際部の設置「全学横断特別教育プログラム」の一つとして、2018年度に「グローバルコア人材養成コース」が新設されました。このコースは、海外?国内におけるグローバル環境で、組織のコア人材として活躍できる素養、能力、教養を身につけ、主体的に協働できる人材の育成を目指すもので、主に1年次生向けの「BASICコース」と、BASICコースを修了した高年次生向けの「ADVANCEDコース」があり、履修生は海外研修への参加が必須となります。9グローバルコア人材養成コース2018年2月に、外務省対日理解促進交流プログラム「カケハシ?プロジェクト」の派遣団として、信州大学の学生23名がアメリカ?シアトルに渡航しました。本プロジェクトは、北米地域を対象として将来を担う人材を派遣もしくは招聘し、日本の理解を深めてもらうことを目的としており、学生達は自ら主体的に計画したアクションプランのもと、準備段階から厳しい指導を受けつつ、現地でのプレゼンテーションに臨みました。帰国後の報告会では、今回の挑戦で得た様々な学びと気づきから考えた各々の今後の目標などについて語られました。10外務省対日理解促進交流プログラム「カケハシ?プロジェクト」グローバル化推進センターでは、外国語学習だけではなく海外のビジネスや地域産業などについても学べるプログラムとして「短期海外研修プログラム」を企画しています。2018年には、23名の学生と2名の職員が22日間カリフォルニア州立大学チコ校に派遣され、カリフォルニア夏季研修-地域活性化の体験型学習と実践英語プログラム-に参加しました。近年においては、各学部が企画する海外研修プログラムや交換留学等も加えると、毎年500名以上の学生が海外に派遣されています。この他にも、模擬留学体験プログラムとして、国内で外国人スタッフと3日間英語漬けで過ごす「English Camp」等の取り組みも行っています。4短期海外研修プログラムの実施修了式後の記念撮影信州大学の国際学術交流を促進し、188bet体育_188bet备用网址力を強化するため、2014年度から教員の海外派遣や外国人188bet体育_188bet备用网址者の招へいを支援する事業を実施しています。本事業により、2019年4月までに、信州大学の188bet体育_188bet备用网址者56名を24ヶ国に派遣し、海外の188bet体育_188bet备用网址者18名を11ヶ国から招へいしました。本事業の支援から、国際共著論文や国際会議、国際学会での発表、国際共同188bet体育_188bet备用网址などの成果が生まれています。また、世界各国の大学?188bet体育_188bet备用网址機関と学術交流協定を結び、相互に協力しながらグローバルに教育188bet体育_188bet备用网址を推進しています。2018年度は、6カ国7校と新たに協定を締結し、着実に協定校数を増やすとともに、継続的な交流を続けています。7海外との知的?人的交流を拡大?充実河北医科大学(中国)にサテライトオフィスを開設しました2017年10月に、プトラ大学(マレーシア)のノルヒサム ミスロン教授に信州大学国際化推進海外協力教員(コラボラティブ?プロフェッサー)を委嘱しました。コラボラティブ?プロフェッサーとは、本学の国際化を推進するため、本学と海外の高等教育機関等との国際交流の推進に関する活動等を行う者に与えられる称号です。プトラ大学には2017年7月に本学初の海外拠点となる「信州大学サテライトオフィス in UPM」が設置されており、本学学生の派遣や188bet体育_188bet备用网址者間の交流も活発で、これらの活動には本学の卒業生であるノルヒサム教授から多大なご支援をいただいています。8信州大学国際化推進海外協力教員の委嘱委嘱状の交付人文学部では、言葉の壁を越えて世界の様々な文化とふれあい、自分たちの意見を発信できる人材育成を目指し、毎週、英語?中国語?独語?仏語のネイティブの講師との会話を楽しむ外国語サロンを開催しています。また、年に6回ほど、一般の方も聴講できる形で、多文化交流サロンを開催し、文学や歴史から食文化にいたるまで多様なテーマで、講演と懇談を行っています。2019年6月には庵逧由香氏(立命館大学文学部 教授)による「揺れる日韓関係と歴史認識」、7月には朴基千氏(長野韓国教育院 院長)による「わたしのまち 韓国南揚州市の人々と文化」と題した講演会を開催し、いずれも活発な意見交換が行われました。5外国語サロン?多文化交流サロンの開催第1回 多文化交流サロン(2019年6月28日)企業見学の様子金沢大学と信州大学が共同で実施する「かがやき?つなぐ」北陸?信州留学生就職促進プログラムは、文部科学省の「留学生就職促進プログラム」として選定され、「ビジネス日本語プログラム」、「キャリア教育」、「日本企業での協働インターンシップ」を軸として外国人留学生の日本企業での就職を促す取り組みです。さらに、日本の企業文化になじみのない外国人留学生とグローバル人材や高度職業人材を求めている日本企業とのマッチングも進めます。地元の産学官による外国人留学生と地元企業との結び付けを強め、地元企業の海外展開、ひいては北陸?信州地域の活性化につなげます。6「かがやき?つなぐ」北陸?信州留学生就職促進プログラム

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