SHINSHU UNIVERSITY SOCIAL RESPONSIBILITY REPORT 2018-2019
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18SHINSHU UNIVERSITY SOCIAL RESPONSIBILITYREPORT 2018?2019Local?「大しごとーくin信州」学生が企業を知る、あるいは学生の活動成果を企業や地域(自治体)の方々に知ってもらう交流の機会として「大しごとーくin信州2018」を12月8日に開催しました。ローカル?イノベーター養成コース(→P15)の学生が企画?運営に関わり、1年生から大学院生まで来場?出展できるこのイベントは、 企業名ではなく、キャッチコピーを掲げた企業ブースを設け、規模や知名度に依らず県内には多彩な企業があることを知ることで、県内企業の認知度の向上に繋がりました。当日は約80の長野県企業?団体がブースを出展し、大学生?高校生と社会人の約500名近くの参加者が未来の生き方や働き方について語り合う場となりました。19社会基盤188bet体育_188bet备用网址センター軽井沢オフィス開設理学部では、長野県教育委員会と連携して、以下の活動を行っています。?「サイエンスミーティング」理数教育の質の向上と将来の科学技術立国を担う人材を育成することを目的に、理数科設置校、SSH指定校及び各校自然科学系クラブ等が一堂に会して、課題188bet体育_188bet备用网址の成果をそれぞれ報告しました。?「科学オリンピアン養成講座」世界で活躍できる科学技術人材を育成するために、高校生向けの「科学オリンピアン養成講座」を開催しています。2018年の講座では、延べ222名の生徒の皆さんにご参加いただきました。20高大連携事業ポスター賞受賞の様子自然災害が頻発する信州の地で、信州大学の力を組織的恒常的に活用し、地域の防災減災を強力に推進する中枢機関として、地域防災減災センターが2015年4月に設立されました。2019年3月には、信州大学創立70周年?旧制松本高等学校100周年記念事業として、「明日のあなたを守るために-信州の気象災害と日々の健康-」と題した講演会を開催し、約90名にご参加いただき、好評のうちに終了しました。今後も地域の防災減災力向上のため、様々な活動を展開していきます。18地域防災減災センター防災市民シンポジウム2019年3月のシンポジウムの様子「スマート林業タスクフォースNAGANO」は、信州大学、長野県、市町村、林業事業体、事業推進のための企業など47者で構成されており、信州大学を核にした全国トップレベルの知見(レーザセンシングによる精密林業コンソーシアム)と開発技術を活かし、先進技術の導入支援による、経営の効率化と生産性の向上を図るとともに、需給マッチングによる木材流通の円滑化を図るシステムの構築を長野県内で進めるため、2018年度から事業を開始しました。ドローンによるスマート林業の普及事業(本学が主担)21スマート林業タスクフォースNAGANOに参画2018年6月、社会基盤188bet体育_188bet备用网址センターは軽井沢オフィスを開設しました。同センターは連携協定のもと、4月に軽井沢町や東京大学先端科学技術センターとの連携による大型の寄附講座「軽井沢医療安全法学」(→P23)を設置、新しく開設した軽井沢オフィスは町の地域医療体制の整備や地域課題解決の窓口機能も持つ188bet体育_188bet备用网址拠点として機能します。軽井沢町の健康寿命を延伸するためのプロジェクト等を手掛けています。2019年度以降は、AIロボティクス部門と一緒になり、地域を支える社会基盤を構築していきます。除幕式(左より)丸橋昌太郎信州大学社会基盤188bet体育_188bet备用网址センター長、山沖義和経法学部長、濱田州博信州大学長、藤巻進軽井沢町長、市村守軽井沢町議会議長、今井亮NPO法人軽井沢先端学術センター理事長大しごとーくのクロージングじもとーく松本の参加者(2019年4月24日)?「じもとーく松本」信大生と「話したいけど関わる機会がない」「一緒に何かしたいけど、どうすればいいか分からない」社会人。松本のことをよく知らないまま、松本でなんとなく暮らして松本を離れていってしまう県外出身の信大生。そんな両者のため、「じもとーく松本」を開催しました。ワークショップでは、松本で実際に暮らしている先輩や社会人の皆さんから学生たちに、松本の魅力や松本での暮らし方について話してもらいました。また、松本以外の上田市、白馬村でも「じもとーく」を開催しています。2018年10月、農学部の伴野潔教授がスーパー赤果肉リンゴの報道発表及び果実検討会を行いました。今回発表した新系統は、2種類の赤果肉原因遺伝子を持つスーパー赤果肉リンゴで、「ハニールージュ」と「いろどり」を交配した、「IHR17」「IHR32」の2系統です。赤果肉原因遺伝子は2種あり、両方の遺伝子を持つリンゴは世界初となります。果実検討会で試食したシードル関係者らは、シードルに向く系統であると強い関心を示し、今後の展開に大きな期待が寄せられました。22スーパー赤果肉リンゴの魅力IHR32果実断面IHR17果実断面23学生と社会人のコラボレーションイベント
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