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11◆繊維学部真綿?蚕糸館の見学?利用等に関するお問い合わせは信州大学繊維学部総務グループTEL0268-21-5303まで(〒386-8567 長野県上田市常田3-15-1)信州大学繊維学部いつまでも外を眺めていられる「小石丸をかたどった窓」からは、緑の森と平成天皇?皇后両陛下が行幸啓でご覧になられた貯繭庫(国登録有形文化財)が見える。小石丸は皇居の御養蚕所で皇后さまが飼育されている日本古来の蚕の品種。窓の淵は、黒色だが、ピカソ25歳の「自画像」の目の輪郭と同じ赤みを帯びた黒色(土本教授)。東側壁面がホワイトボードのセミナールーム。書棚には、上田蚕糸専門学校からの書籍や秤が並ぶ。真綿アート作品のひとつ。薄く、しなやかで、丈夫なシルクと羊の原毛でできた、なんと縫い目のない服。日本真綿協会が長年にわたり開催してきた真綿アート公募展の優秀作品を館内随所で展示している。あちこちで崇高な真綿のアートが楽しめる角真綿づくり?繰糸の体験?実習室を完備。回廊を奥へと進んだ最上階は、蚕がさなぎになる最終工程をコンセプトに…。床も建具も蚕のさなぎをイメージしたベンガラ系で配色した。土本教授の著書、「棟持柱祖形論」に独特の棟持柱形状のヒミツが…。フランク?ロイド?ライトが設計したグッゲンハイム美術館からヒントを得た螺旋状の回廊。一段下がった交流スペー「底」を持つ構造。「底」は床は「磚(せん、東洋煉瓦)」〈基本設計+実施設計〉 信州大学学術188bet体育_188bet备用网址院(工学系)  工学部建築学科 土本 俊和教授?羽藤 広輔准教授〈実施設計〉 アーキディアックFLOOR GUIDE保|存|版設計コンセプトを知って、ディティールや機能を楽しむ2F真綿?蚕糸館

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