12その昔、蚕を飼った家には必ず排気窓が…蚕室の煙出しをリスペクトした機能的な換気窓。ス。縦穴式住居に見られる地下へ通じ天上に通じる。の四半敷(しはんじき)。上に行くにつれて正八角形になる不思議な形状の棟持柱。信州ゆかりの「信州カラマツ」の集成材を使う。空間から空間に移るスロープは、連綿と続く命と時間を表現している。土本教授がイメージやアイデアを描き留めた手描きの設計図。八角形の椅子、でも上から見るとなぜか四角形。棟持柱と同じ構造のオリジナル家具。M2Fでも極上の真綿アートが楽しめる。社寺建築の礎石をイメージする土台から伸びる棟持柱。フロアとスロープの色を変え、つまずきを防ぐ洗い出し仕上げのユニバーサルデザインもこだわり。引き戸で3段階に変化する繭を三つ積み重ねたデザイン窓。IN/OUT圧巻の吹き抜け。まさにコクーン(繭)の胎内のよう。天井は蚕室の切妻屋根を再現した。入口には谷川俊太郎「いのちの恵み」から悠久の時を感じさせる真綿に関する詩を刻んだ石碑が…。何と手すりに不思議なくぼみが…実は手すり側面を雨が垂れて汚れないためのこだわり設計。傾斜するスロープに沿って壁面ラインが流れているのでなんとも不思議な錯覚に陥る。M2F1F
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