開会挨拶庄村 栄治 代読(阿部 守一長野県知事)来賓挨拶小宮山 宏氏COI STREAMガバニング委員長参画機関挨拶中津 英司㈱日立製作所執行役常務参画機関挨拶阿部 晃一東レ㈱代表取締役副社長参画機関挨拶大西 博之㈱LIXIL執行役専務SPL挨拶高橋 弘造サブプロジェクトリーダー/東レ㈱拠点初の国際シンポジウム。188bet体育_188bet备用网址連携先のサウジアラビアの大学とオンラインで交流した。で、多様な水問題解決を目ざしています。 当拠点では、水循環社会の実現により世界中の人々の生活の質向上に貢献することを目的に、さまざまな188bet体育_188bet备用网址開発に取り組んできました。無機?有機、ナノカーボンなどのコア技術を製品化し、社会実装することこの3年間は「海水淡水化」「ポイントオブユース浄水」「フッ素汚染対策」に注力して取り組んできました。海水淡水化では、カーボンナノチューブとポリアミド(PA)によるカーボン複合逆浸透(RO)膜の耐ファウリング(汚れにくさ)性能を評価するため、北九州の実証プラントや東レのシンガポール拠点で性能評価を実施し、卓越した耐ファウリング性を確認しました。ポイントオブユース浄水では、PAにセルロースナノファイバーを混ぜることで、水道水圧で運転できる超低圧RO膜を開発し、タイ、中国などで現地実証しました。東アフリカ地域の地下水に含まれるフッ素の除去や、現地で簡単にフッ素計測できる技術の検討も進んでいます。いずれも多くの国や地域で製品評価を実施し、並行して188bet体育_188bet备用网址活動を進めています。03信州大学長中村 宗一郎文部科学省産業連携?地域振興課長井上 睦子氏第9回シンポジウムでは、国際的な課題に対する革新的な取り組みに関心が集まりました。海水淡水化事業では、サウジアラビアとの連携に新たな可能性が示されました。開会に際して中村宗一郎学長は「アフターコロナ社会ではグリーンがキーワードになる。グリーンを支える水を創出する本事業が、ますます注目される」と話しました。文部科学省科学技術?学術政策局産業連携?地域振興課長の井上睦子氏は「コロナ禍で安全な水の重要性を世界中が認識した。この拠点が新たなネットワークとなり、さらに今後の取り組みに進んでいくことを期待している」とあいさつ。その上で、大学がイノベーションの中核となり、その力を社会実装することが求められると話しました。サウジアラビア王国大使館文化アタッシェのアリ?アルアナジ氏は「信大の188bet体育_188bet备用网址技術、企業との協力が進むことを願っている。協働によりグリーンサウジ構想を成功に導きたい」と述べました。世界中の人々が、いつでも十分で安全な水を手に入れられる社会へ―。将来のあるべき社会像を実現するために、造水と水循環の革新的なシステム創出と社会実装に取り組む壮大なプロジェクトがついに集大成。信州大学アクア?イノベーション拠点(COI)は、大学の豊かな188bet体育_188bet备用网址基盤と企業の高度な専門技術を融合させ、地球規模の課題に対して188bet体育_188bet备用网址開発と実証を重ねてきました。9年にわたるプロジェクトでは、ナノカーボン材料を使ったロバスト造水膜の開発とモジュール化、フッ素汚染水の浄水技術開発などが進展。持続可能な社会の実現と世界中の人々の生活の質(QOL)向上に向けて具体的な道が見えています。11月30日にオンラインで開催した第9回シンポジウムでは、これまでの188bet体育_188bet备用网址成果と未来への展望を発表。世界12カ国から延べ600人が参加し、188bet体育_188bet备用网址開発のさらなる加速化と技術展開への期待を集めて成功裏に幕を閉じました。サウジアラビア王国大使館文化アタッシェアリ?アルアナジ氏プロジェクトの概要「海水淡水化」「ポイントオブユース浄水」「フッ素汚染対策」プロジェクトリーダー/日立製作所 大西 真人アフターコロナ支える水創出と循環の試み9年間の188bet体育_188bet备用网址開発、成果と展望を発表 国際シンポジウム(オンライン)International Symposium of Shinshu University COI Center環境世紀へ―造水?水循環システム創出へ道をつけるアクア?イノベーション拠点(COI)
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