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有機系の耐汚染性に続き、炭酸カルシウムなどの無機系の汚れが膜に付きにくい現象「耐スケーリング性」の発現メカニズムも解明。膜表面に薄い水の面が形成され膜を覆うことで汚れが付きにくく、膜表面が滑らかなため一度付着しても水流によって剥がれ落ち、透水性が回復する優れた機能も持つ。二酸化炭素などの温室効果ガスの排出を抑制し、地球温暖化防止など環境に配慮した「低炭素社会」の実現に向けた優れた業績を表彰する「第6回カーボンニュートラル賞」で、国際科学イノベーションセンターがカーボンニュートラル賞(北信越支部)を受賞した。豊富な地下水を空調や融雪の熱源に用い、さらにトイレなどの雑用水として再利用。また、建物全面に設置した太陽光パネルの発電による電力量低減や、燃料電池による電力供給と排熱の活用などにより、同規模の188bet体育_188bet备用网址棟と比較して、二酸化炭素の排出量をおよそ半分程度に削減したことが評価された。長野県長野地域振興局と共催で「信州大学アクア?イノベーション拠点技術シーズマッチングセミナー」を開催。COIの188bet体育_188bet备用网址開発から生まれた高機能な膜技術や高機能性材料などの「技術シーズ」を長野地域のものづくり企業の188bet体育_188bet备用网址開発に生かすために開かれた。信大COIの188bet体育_188bet备用网址者より、膜技術や結晶材料、センサなどの技術シーズを紹介した。第6回シンポジウムをイイノホール&カンファレンスセンター(東京都千代田区)で開催し、水?膜関係者ら220名が参加した。成果報告に続く招待講演では、三菱重工業で長く海水淡水化事業に従事してきた岩橋英夫氏、水の安全?衛生評価の第一人者である京都大学大学院工学188bet体育_188bet备用网址科の田中宏明教授から貴重なお話を伺った。結晶育成技術「フラックス法」を用いて、水中の重金属を除去する新素材「三チタン酸ナトリウム」を開発。層状の構造で水が接触する面積を広げることにより、多種多様な重金属イオンを短時間で除去することができる。この「三チタン酸ナトリウム」を搭載した携帯型浄水ボトルNaTiO(ナティオ)を発売した。逆浸透(RO)膜の汚損(ファウリング)を引き起こす、海藻等から生じるアルギン酸塩や樹木の分解に由来するフミン酸などの粘着質の天然有機物(NOM)が膜表面に付きにくい、優れた防汚性を持つRO膜を開発した。カーボンナノチューブを配合することで膜表面が電気を帯び汚れと反発する、膜表面の凹凸が少ない、などの理由により、汚れが絡みつきにくく、一度付着しても取れやすいなど、汚れに強い特性を持つ画期的な膜である。CNT/PA複合RO膜の性能を検証する試験設備が北九州市に完成し、看板上掲式を執り行った。パイロット試験設備は北九州市のウォータープラザ北九州内に設置され、信大開発膜のモジュール化を東レが、設備の基本設計を日立製作所が中心となって担当。長さ12メートルほどのコンテナ内に、逆浸透膜モジュールを評価する海水淡水化設備、薬品ユニット、水槽などを設置した。COIで蓄積した材料科学や開発手法を、水処理、食品産業、機械工業、医薬品等の分野に広く展開すべく、会員制のプラットフォーム「アクア?ネクサスカーボン-プラットフォーム(AxC-PF)」を設立。潜在的なニーズ?シーズを掘り起し、次の188bet体育_188bet备用网址活動やコンソーシアムへとビルドアップすることにより、新たなイノベーション創出へとつなげてゆくことを目的としている。2022年2月現在、会員56機関(個人含む)。2015年から毎年出展しているイノベーション?ジャパン(JST主催)。2019年度は大学組織展示として、COI?エコシステム?OPERAの3つのプロジェクトが合同で出展。COIは開発膜を用いた浄水実験デモンストレーションや、モジュールの試作品の展示、SDGsへの取り組み動画やタンザニアプロジェクトの紹介動画の上映などを行った。05CNT/PA複合RO膜の優れた耐スケーリング性発現メカニズムを解明国際科学イノベーションセンターがカーボンニュートラル賞を受賞革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM)技術シーズマッチングセミナーを開催第6回シンポジウムを東京で開催NaTiO浄水ボトル発売原水に含まれる天然有機物に対して優れた耐ファウリング性を持つ逆浸透膜を開発北九州市の海水淡水化パイロット試験設備が完成アクア?ネクサスカーボン-プラットフォーム(AxC-PF)を設立イノベーション?ジャパン2019大学組織展示に出展2019アクア?イノベーション拠点(COI)9年間の軌跡。

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