統合報告書2023
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ビジョンと経営戦略活動実績ガバナンス人と地域の資産財務情報ローカル?イノベーター養成コース(2017~)グローバルコア人材環境マインド実践人材養成コース(2018~)養成コース(2019~)ストラテジー?デザインライフクリエイター人材養成コース(2021~)養成コース(2021~)「全学横断特別教育プログラム」の授業の様子。チームで議論し問題設定と課題解決に向けて取り組む社会変化のスピードが加速する中、注目度の高い分野に関するプログラムも提供します。「環境マインド実践人材養成コース」では、環境分野の幅広い課題の基礎知識を身につけるための授業を実施し、持続可能な循環共生型の社会構築に向けた課題解決の考え方を学びます。「ストラテジー?デザイン人材養成コース」では、未来予測手法、ロジックモデルや因果モデルの形成及びそれに基づく政策/戦略策定(EBPM※)、社会調査や実験計画、データ分析などのリサーチ?リテラシーを学習します。「ライフクリエイター養成コース」では、AIに振り回されることなく、自ら未来を創造する能力を有す※Evidence Based Policy/Planning Making最も大きいのは、今の職場への就職につながるご縁をいただけたことです。実は大学卒業後、プログラムでフィールドワークを行った塩尻市で市役所に所属した保健師として働いていますが、その大きなきっかけは、プログラムで塩尻市に興味を持ったためです。「えんてらす」でのフィールドワークや、独自の地域振興施策に取り組み“スーパー公務員”として注目を集めていた塩尻市役所の山田崇さん(現在は(株)NTTドコモ/信州大学特任教授)などの講師のお話しをお聞きし、塩尻市に興味を持ち、もっとこの地域に関わっていきたいと思いました。座学の講義だけでは得られなかった人との繋がりを得ることができたのは、本当にプログラムのおかげですね。また、知らない自分に気付けたことも、プログラムを通じて得られた成果です。プログラムを受ける前までは、何の経験もないまま現場に出て、いきなり住民の方と話すというのはハードルが高いと思っていました。しかし、「えんてらす」での住民の方への利用実態調査や課題解決インターシップなどを通じて、自分はこうしたことに対して意外と抵抗なく取り組むことができ、フットワークの軽さがあることに気付くことができました。もう一つ、大学ならではのアカデミックな学びという点では、課題解決のためのゴール設定の手法を理論的に学べたことが現在の仕事に役立っています。プログラムでは、自らゴールを設定しフィールドワークで実践に落とし込むという学習を繰り返しました。まさに保健師の仕事にはこうしたことが求められますので、プログラムを受けて非常に良かったと思っています。るAI人材「ライフクリエイター」を育成し、創出したアイデアを活用する政策コンテスト?ビジネスコンテストにも挑戦します。本プログラムの詳細はこちら信州大学 教育?学生支援機構キャリア教育?サポートセンター講師 勝亦 達夫Integrated Report 2023 Shinshu UniversityMESSAGEプログラムでは、地方創生のトップランナーである実務家教員からのインプットを得てリテラシーを強化する講義を受講し、企業や自治体とパートナーを組んで答えがない課題にリアルな現場で取り組み新たな価値創出を目指します。現在、5期生までの修了生を輩出しています。卒業するとなかなか大学に関わる機会は少なくなってしまうのですが、今はリカレント等で大学が拠点となることも注目されています。社会に出たOB/OGや企業と、コース生が一緒に課題解決に取り組むような、「共創の学び」のスパイラルを起こしていきたいと考えています。13環境、データ分析、AIなど社会情勢の変化に対応したプログラムも提供教育全学横断特別教育プログラムの5コース「共創の学び」で地域の未来を創造する「ローカル?イノベーター養成コース」では、地域?社会の現場の課題を分析し、革新的な解決策を考え実践できる力を身に付けます。希望の就職への縁も―プログラムで学んだことは、キャリア形成や現在のお仕事にどのように役に立っていると感じますか。活動実績AI02

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