5年次 実施報告書
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(2)児童?生徒への効果 ①自己表現力?課題探究力?社会参画力を発揮して資質?能力を養っているか ア 自己表現力?課題探究力?社会参画力を発揮して学んでいるか 6 188bet体育_188bet备用网址開発の結果及びその分析 (1)実施の効果の検証方向について ①基本方針:学びの評価「何をどのように学び,何ができるようになるのか」 ②幼小中一貫教育の実現に関する評価方法 子どもは自分の強みを生かし,問題解決の手順や方法を自覚し,整理し,どの状況で使えるか判断しながら,より質の高い問題解決を行うことができるようにもなってきていることが,様々なデータから見えてきている。 イ 自己表現力?課題探究力?社会参画力を発揮して学ぶことで学習状況はどう変容するか 【令和3年度の全国学力学習状況の結果より】 全国の標準偏差と本校の標準偏差の差は,小学校において0.9,中学校において1.0となっており,いずれも全国よりも散らばりが小さくなっている。さらに,右に山がある分布になっており,本188bet体育_188bet备用网址により小学校,中学校共に学力差が縮まり学力の高い方にまとまってきているとみることができる。 ウ 自己評価アンケート(園児?児童?生徒?保護者への意識調査)から ?3~5(6)歳児 園でも,家庭でも,子どもたちが個々の発達段階に合わせて,3つの資質?能力に関わる具体的な姿が見せながら遊びにうちこんでいることを見ることができる。幼稚園職員の中でも,発達段階に応じた3つの資質?能力について共通理解しながら,引き続き188bet体育_188bet备用网址開発に臨んでいく。 ?6~8(9)歳児 コロナ禍において学校に来られない日やオンラインによる授業の日,活動が制限されることが多くある中で,互いの思いや願いをやりとりし,人と関わって学ぶことの喜びを感じ取っているのではないかと思われる。 ?9~11(12)歳児 令和元年度との比較で3.27ポイント減少した「思いを表現する力」以外の項目は,「当てはまる,やや当てはまる」と答えた児童の割合が,8割を超えている。自分たちの学び方に対する意識が向上し,学習者自身がその学び方ができているかどうかを思考?判断するようになってきたとも受け止め,そのような意識の育ちをさらに支えていきたい。 ?12~14(15)歳児 課題に対して粘り強く取り組む学習を通して,友や地域に発信していく必要性が生まれ,仲間とともにそれをどのように伝えるか内容や言葉を選んで表現を工夫し,自らの学びを生かしていく有用感や活動する喜びを感じていくなど,(自己表現力,課題探究力,社会参画力)の3つの資質?能力が関連付けられながら伸びているのではないかと考える。 ②【遊びの領域化】を設定することは,子どもの強みを生かし学びを支えるか 子どもの強みを生かして学びを支えようと,領域を設定したり領域を教科化したりすることは,本校の子どもの実態にあっていると考えている。 ただ,「②低学年のときの授業中に,その授業の教科とちがう教科をやりたくなったけれど,その授業の教科とちがうために,我慢したことがある」については,「当てはまらない」「あまり当てはまらない」と回答した子どもが40%近くもいたことも踏まえ,慎重に領域学習を進めていかなければならないとも考える。子どもの動向を継続して調査すると共に,その理由を考えていく必要がある。 ③【領域の教科化】を進めることは,子どもの資質?能力を総合的に養うか 成長が進むにしたがって,「教科にのめり込む時間を求めていく」子どもの実態がみえてきた。さらに,4年になって実際に教科を学習してみると,教科にのめり込んで学ぶ楽しさを感じている子どもの実態も見えてきた。 - 9 -

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