‐22‐ (2)「学びの総合化」における各校園や段階における取組 ①幼稚園における【遊び】の充実 幼稚園では,子どもの遊びの姿から子ども一人一人の「思いや願い,問い」を捉え,その「思いや願い,問い」を支える遊びの環境の構成を日々行うことで,子どもたちが主体性を発揮して遊んでいくことができるように援助する。 ②小学校低学年における【遊びの領域化】の充実 小学校低学年では,子どもが「思いや願い,問い」に基づく活動中に働かせている見方?考え方を,「ことば」「かがく」「くらし」「ひょうげん」の面から深めたり味わい直したりできるよう,子どもの発達に応じた探究を保障する。 ③小学校高学年における【領域の教科化】の充実 小学校高学年では,子どもが「思いや願い,問い」に基づく活動中に働かせている見方?考え方を深めることによって,事象を多面的?多角的に捉え,素朴な概念が上位の概念に移行することを,実感的に捉えられるよう工夫する。 ④中学校における「探究的な学び」や「総合的な学習の時間」の充実 中学校では,【教科等の総合化】を推進し,資質?能力を有機的?総合的に活用できる力を育成する「探究的な学び」や「総合的な学習の時間」を充実させる。 (3)学年間,学校段階間の教育課程の一貫性?継続性についての適切性 幼小接続や小中接続といった学校段階間における連続性を保障するために,「探究」を本学校園【12年間の教育課程「学びの総合化」の全体像】
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