‐47‐ もったことがある。」である。 前者について「とても当てはまる」「やや当てはまる」と回答した子どもは昨年度81%,本年度も81%であった。後者に関しても,同様に昨年度74%,本年度も74%の子どもがいることが分かった。 低学年において遊びを領域化する中で,言語を獲得し概念を形成していく良さを感じ,さらに自分の言葉を磨く意欲を高めていることがうかがえる。そのような子どもの「思いや願い,問い」の高まりを生かし,本校の子ども達にとって4年から英語科を新設していくことは実態にあっていると考えている。 ②英語科の学習は「3つの力」を生かした学びを支えている 自己表現力,課題探究力,社会参画力を生かして学んでいるかどうかを把握するため,児童へのアンケートを行った。項目は「わたしは,英語の時間に,友達や先生の英語を聞いたり,友達や先生に伝えたりすることが好きだ。」「わたしは,英語の時間に,ALTの先生が言った英語や,読み聞かせで出てきた英語の意味を考えたり,ALTの先生や友達に伝える英語を考えようとしたりしている。」「わたしは,英語の時間に,ALTの先生の国の文化について知ったり,日本の文化との共通点や違いについて考えたりしている。」である。 自己表現力にかかる項目に「当てはまる」「やや当てはまる」と回答した子どもは昨年度76.3%に対して,本年度は73%であった。このことから,小学校で英語科を設けたことに子どもの抵抗感が少なく,逆に英語科で自己表現力を発揮することを楽しんでいる子どもが多くいることが見えてきた。 課題探究力にかかる項目に「当てはまる」「やや当てはまる」と回答した子どもは昨年度76.8%に対して,79.7%であった。昨年度よりも2.9ポイント伸びていることから,課題探究力を発揮し取り組んでいる子どもの姿も見えてきた。 社会参画力にかかる項目に「当てはまる」「やや当てはまる」と回答した子どもは昨年度82.9%に対して,82.7%であった。このことから,多様な他者と学ぶことや,他者がもつ多様な価値観などに触れることを楽しみ,社会参画力を発揮しながら言語を獲得する子どもが多くいることが見えてきた。 本年度は,令和元年度に実施したアンケートの項目を変えて実施したため,単純に比較することはできないが,全ての項目において「高い」と感じている職員が顕著に減っていることが明らかとなった。 特に,令和元年度と同じ項目でアンケートをした「教育課程の意義が目的への理解」は,令和元年度,肯定的な回答(「高い」「やや高い」)をした職員が8割を超えていたが,本年度は約6割に減少している。また,「カリキュラム?マネジメントへの理解」についても,肯定的な回答が5割を占めていたが,本年度は3割に減少している。これは,長期的な188bet体育_188bet备用网址に対し,188bet体育_188bet备用网址に取り組む職員が県教育委員会の採用のため,年度ごとの人事異動により,人の入れ替わりが激しいことが,少なからず影響していると思われる。 さらに,「他校種への理解や連携,協力の深まり」では,否定的に回答(やや低い)「低い」)をしている職員が,4割を占めており,令和元年度と比較して否定的に捉えている職員が顕著に増えている。以前は,お互いの学校園を頻繁に行き来し,職員のみならず園児?児童?生徒同士の関わりも多く,職員自身が隣接した3校園ならではの取組に自信を持っていたが,昨年度からのコロナ禍3 教師への効果ああああああああああああああああああああああああああああああああ (1)本実践188bet体育_188bet备用网址は,教師のどのような意識の変容を促したか
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