附属松本中5年次 別冊資料
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1 2 3 ◇興味?関心のあるテーマごとにグループを決め,夏休みを中心に情報を集め,休み明けにプレゼンをできるようにする。 ◇地域の自然を守る活動や魅力を発信している人のお話を聞く場を設け,多角的に自分たちの活動とつなげて考えられるようにする。 ◇イベントの場を設定することで,目的意識を明確にし,本番までの準備を進めることができるようにする。 - 17 - (◇)教師の支援 ◇総合ORや先輩たちの話を聞き,自分が感じたことや学んだことを出し合う場を設け,総合への願いや活動の理念を出し合い,活動の理念を設定できるようにする。 ◇イベントの実施がコロナ禍の制限で実現が難しく方法に行き詰まり,助言してくれる専門家や団体との出会いを構想する。 ◇地域の方との交流を通して,社会や自然の一員として,何をすべきかどのようにすべきかを考えることができるようにする。 ◇3年間の学びを振り返り,自分がどのように変わったのかを問うことで,自分や仲間の良さや可能性に気付き,自分の将来につなげることができるようにする。 (4)13~15歳期(中学校)総合的な学習の時間「総合カレンダー」(各学級の指導計画) 1年 A組 担任:森 康博 テーマ Learn it, Do it Yourself in Matsumoto. 1 目指す資質?能力 【知識及び技能】 ?松本周辺には自然や歴史,観光資源,伝統や文化などの魅力や価値があることに気づき,自ら調査する中で,地域の魅力を維持していくには,多様な問題が存在していることに問題解決に向けて取り組む人や組織があることを理解する。 【思考力,判断力,表現力】 ?松本について,様々な角度から調べ,感じた疑問や関心をもとに課題をつくり,見通しを持って計画を立てることができる。見つかった課題に対して,自分たちにはどんな解決策があるのか,収集した情報を整理し,まとめることができる。 【学びに向かう力,人間性等】 ?自分たちには何ができるかを考え,アイデアを元に形にしていく中で,課題解決に向け,活動に粘り強く取り組むことができる。自他の意見や考えの良さを生かしながら協働して学び合い,地域との関わりの中で自己の生き方を考え,自分にできることを見つけようとすることができる。 2 学習対象となる材(「松本」を取り巻く主な「もの?ひと?こと」) 【もの】松本の自然や文化,松本城,縄手通り 【ひと】まつもと文化遺産保存活用協議会 後藤さん「松本城を世界遺産に」推進実行員会 【こと】「松本散策」「環境保全活動」「松本エコスクール」「松本検定」 3 年間指導計画(カレンダー) 学年 問い (○)学習活動 (?)生徒の意識 学級総合とは何か。3年間をかけてクラスとしてどんな活動をし,どんな力を身に付けたいのか。 ○学級での話し合い ?松本について「学び」,自分たちの五感で「味わう」ことで,自分たちが松本のためにできること「何か」を見つけ出し,自分たちにできることを形にしたい。 ?学級には松本市民じゃない人もいるよ。松本に住んでいてもちゃんと知らないこともあるはず。 テーマを決めて,実際に動き出してみよう。 ○学級で出たテーマを6つに絞り,プレゼンテーションに向けて情報を集めたり,今後の活動について見通しをもったりする。(公共交通機関?松本城?もの作り?生き物?環境?衣食住) ?プレゼンを聞いて,いくつかのグループを統合して,活動できるんじゃないか。 ?もっと自分の足で訪れたり,自分の体を使ったりして松本のよさを味わいたいな。 ?グループでの活動を通して,松本の良さを再発見できた。 ?自分たちが関わる人や地域も元気にしたい。 もっと松本を良い町にする活動をしてみよう ?特別なことではないけど,道のゴミ拾いなどちょっとしたことでも町のためになるかな。 ?自分たちも地域の人も明るく楽しくなる活動があればいいな。 自分たちが味わった松本の魅力を県内外の人に伝えたい。 ○コロナ禍からの復興を見据え,松本市の姉妹都市?交流都市との交流イベントを考える。 ?松本のことを県外の人はどのくらい知っているのか ?県外だけでなく,地元の人にもっと松本の良さを知ってもらうにはどうすればいいのかな。 私たちがやってきた活動とは??? ?地域の一員である私たちが,地域のことに関心をもち,地域の人と交流することで,地域の問題を自分の問題として考えることができた。将来、ふるさと松本の良さを誇りをもって語れるような人になりたい。

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