- 31 - 3年C組 担任:篠田 昌利 テーマ 浅間温泉まちおこC 1 育成を目指す資質?能力 【知識及び技能】つながりあって地域を活性化しようとする浅間温泉の町おこしの取り組みから,互いに関わり合っていることを認識し,状況にしたがって順応したり,寛容な態度で調和を図ったりしながら,互いに協力して問題を解決していくことができる。 【思考力?判断力?表現力】浅間温泉に関することや活動についての情報を収集したり,必要な情報を選択したりして,計画を立てることができる。自分たちの活動について相手や目的に応じてわかりやすくまとめたり,学習したことを自らの生活や生き方にいかそうとしたりできる。 【学びに向かう力,人間性等】 異なる立場,異なる考え方をもつ相手のことを認め,理解しようとすることができるようになったり,様々に困難な状況に挑戦する中で自分を客観的に見つめ,自分らしさを発揮できるようになったりできる。 2 学習対象となる材(「浅間温泉」を取り巻く主なひと?もの?こと) 【もの】浅間温泉,音楽セッション動画,飾り花,黒板アート,らんたん,あさまさんぽ,職場体験 【ひと】タビオコシ会の人々,ホテル玉の湯山崎さん,(八十二銀行)中野さん 【こと】枕んぴっく,自分だけの利益だけなく他と共にあろうとする浅間温泉 3 年間指導計画(カレンダー) 学年 私たちのしたい活動はどこでできるだろう 〇地域探索,浅間温泉での入浴 ?みんなで1つのことに取り組みたい。浅間温泉はいいところだな。活動できそうな場所もあるし,落ち着くような場所だ。 1 浅間温泉の魅力をもっと味わいたい 〇枕んぴっく,タビオコシ会,あさまさんぽ,職場体験 ?浅間温泉やっぱりいいところだな。自分たちでもイベントを起こして,もっと有名な場所にしたい。 浅間温泉のよさを多くの人に伝えたい 〇ホテル玉の湯の山崎さんとのZOOMでの対談 ?今まで浅間温泉を広めるための活動を考えてきたけど,コロナの状況では難しい。浅間温泉の人に元気になってもらうことが今の私たちにできることだ。 浅間温泉で働く人たちに元気になってもらおう 〇音楽,ものづくり,黒板アート ?やってよかったなぁ。少しでも元気が伝わったらいいな。これからも浅間温泉にかかわり続けていきたい。コロナ禍でも,私たちにできることがあるんだ。 ?今回は働いている現地の人を元気づけることが目的だったけど,次は浅間温泉を訪れる人にも喜んでもらえるような活動をしたいな。 2 再開!枕んピック 〇企画,ポスター,宣伝,競技開発 ?私たちが多くの人に知ってもらいたい浅間温泉の魅力が伝わるような枕んピックにしよう。 訪れる人にも喜んでもらえるような活動をしよう 〇松本十帖の取り組みを支える中野さんの授業 ?浅間温泉は半径500m以内に施設が並んでいて歩いて巡ることに魅力がある場所だということがわかった。岩佐さんのいうように,日常を魅力的にするために私たちにできることは何だろう。 浅間温泉のためにできる活動をしよう 〇清掃活動,通りを明るくする運動,3年間のまとめ ?浅間温泉と関わり続けることで,うまくいかないことの方が多かったけれど,うまくいかない中でも関わり続けようと思って続けてこられてよかった。浅間温泉は私にとっても大事な場所。これからどんな発展をしていくか,心に留めていきたい。 3 問い (〇)学習活動 (?)生徒の意識 (◇)教師の支援 ◇「学級総合で何をしたいか」を尋ね,出された意見を整理しながら考え合う中で,「やってみないとわからない」という意識を待ち受け,共有することで,活動しながらやりたいことを決めだすことができるようにした。 ◇体験を振り返る場面で,よさを多くの人に伝えたいという意識を取り上げることで,願いを共有できるようにした。 ◇人を呼ぶ,食べ物を作る,外に出て活動することが制限されることを伝え,「コロナ禍で浅間温泉にどんな変化があったのか尋ねたい」という意識を待ち受け,山崎さんに現状を語ってもらうことで,「働く人を元気にしたい」という願いをもつことができるようにした。 ◇作品を届けたときの様子を映像で観て感じたことを発表する場を設け,「訪れる人にも楽しんでもらえるような活動をしたい」という意識を取り上げることで,願いを確かめながら次の活動を考えていくことができるようにした。 ◇「中止にしてしまった枕んピックを再開して浅間温泉を盛り上げたい」と話す山崎さんの映像を視聴し,C組の願いとの重なりを考えることで,枕んピック再開を目指すことができるようにした。 ◇NHKプロフェッショナルの放送を視聴する場を設け,活性化を考える人が浅間温泉のどこに着目していたかを問うことで,松本十帖の温泉街活性化の概念に興味をもつことができるようにした。 ◇3年間のまとめとして,思うようにいかないことも受け入れつつ,それでも浅間温泉のためにできることを考え続け行動してきた自分たちの姿や思いを共有することで,自己の生き方を他とともにあろうとする生き方から考えることができるようにする。
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