附属松本中5年次 別冊資料
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1 2 3 - 32 - 3年D組 担任:白井克典 1 育成を目指す資質?能力 【知識及び技能】思いや願い?問いをもち,課題を解決していくために,必要な知識及び技能を身に付けているとともに,大豆食品や製品のよさに気付き,それらが人々の工夫や努力によってできていることを理解している。 【思考力,判断力,表現力等】「笑顔と健康」を届けたいという願いの実現に向けて,味噌や醤油を作ったり,大豆を栽培したりする活動を通して,課題を発見し,それを克服するために各教科等での学びを生かして,情報を集め,整理?分析して,まとめ表現している。 【学びに向かう力,人間性等】友と協働して課題に取り組んだり,地域の人と関わったりするなかで,社会の一員として,自己の生き方を考え,自分にできること見付けようとしている。 2 学習対象となる材(「大豆」を取り巻く主な「もの?ひと?こと」) 【もの】味噌や醤油などの大豆を原料とした発酵食,大豆を原料とした製品 【ひと】大豆農家西村さん,萬年屋今井さん,赤羽味噌醤油醸造店赤羽さん,陶芸家篠田さん 【こと】味噌醤油づくり,大豆の栽培,陶器つくり 3 年間指導計画(カレンダー) 学年 問い (○)学習活動 (?)生徒の意識 もっと大豆について知りたいな 〇大豆の加工品やその作り方,栽培方法を調べよう。 ?大豆から醤油や味噌など私たちの食生活に欠かせないものが作られていることが分かった。 ?大豆は健康にいいらしいから,自分達でも大豆の加工食品を作って食べてみたいな。 豆腐を作って大豆の魅力を味わいたい 〇豆腐を作って,大豆の魅力を語り合おう。 ?大豆は健康にいいし,豆腐も食べてみて柔らかくておいしかったから,自分の家のおじいちゃん,おばあちゃんにも食べてほしいと思った。大豆で人とつながる活動がしたい。 ?作るのが難しいと聞いた味噌や醤油なども自分たちで作ってみたい。 コロナ禍の中でも,できることは何か,考えて行動していきたいな 〇それぞれのグループに分かれて,どのような活動ができるのか考えよう。 ?去年は,収穫させてもらった大豆だけど,今年は自分たちで育て,味噌や醤油の原料にできないかな。 ?コロナ禍の中で,どうすれば安全に調理ができるのか考え,味噌づくりに挑戦しよう。 ?発酵についてもっと知らなければならないな。麹菌のことを更に調べて,醤油麹作りに挑戦しよう。 2Dの味噌?醤油を作って味わいたい 〇味噌?醤油グループの実践を参考に収穫した大豆で自分たちの味噌や醤油を作ろう。 ?先人の知恵や工夫を凝らして,味噌や醤油を作る方々に出会い,自分たちで作った醤油や味噌がどんな味になるのか楽しみだな。 自分たちで作った味噌や醤油の魅力をたくさんの人に知ってもらいたい。 〇味噌や醤油の魅力はどうすれば伝わるのか考えよう。 ?コロナ禍の中で,試食してもらうのは厳しそうだな。でも,自分たちが味わった魅力を自分たちの言葉でまとめて紹介することはできるんじゃないかな。 ?自分たちの活動は,大豆農家の西村さん,JAの方々,味噌屋さん,醤油屋さん,保護者,友達,多くの人によって支えられていたな。自分たちの学びだけではなく感謝の思いも発信できたことが嬉しかったし,これからも社会の一員としてできることを考えていきたい。 (◇)教師の支援 ◇もっと大豆について調べたいという生徒の意見を紹介し,どのようなことを調べたいのか尋ね,出された意見を分類し板書することで,視点を明確にして,大豆について調べる ことができるようにする。 ◇豆腐作りを通して,大豆について新たに知ったり,感じたりしたことを尋ね,クラスで共有する場を設定することで大豆の魅力や自分たちの学びを自覚化できるようにする。 ◇昨年の活動の写真をスライドで提示し,どのようなことを学んだのか,クラスで大切にしていくことは何かと尋ねることで,昨年度の学びを振り返り,今後の活動の見通しをもつことができるようにする。 ◇各グループの取り組みや他のグループとどう関連しているのか意見を交わす場を設けることで,具体的な活動内容を見出していくことができるようにする。 「醤油班」「味噌班」「大豆班」「発酵班」「栽培班」「陶芸班」「味噌汁班」 →教師がクラス全員で醤油をつくることを提案→クラスの話し合いで却下→バラバラに見えるけど,みんなに「健康や笑顔」になってほしいという願いは共通している。 ◇今まで学んできたことを知ってもらいたいと願う生徒の意見をクラスで共有する場を設け,どのようなことができるのかを考えることができるようにする。 ◇3年間の活動を通して,自分自身はどのように変わったのかを問うことで,学んだことを自分の生き方につなげて考えることができるようにする。 テーマ Daizu Daisuki D組 Days

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