附属松本中6年次 実施報告書
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- 19 - 本学校園には,子どもの「思いや願い,問い」から活動を立ち上げ,その質を高めながら探究的な学びを促すという教育観がある。12年間の教育課程を編成し,「学びの総合化」の具現化のための実践やその省察,再構成のサイクルの中でも,その教育観は常に私たちの底流にあり,子どもの「思いや願い,問い」と探究的な学びは地続きであるということが,私たちの教育実践の足場になっている。それはつまり,子どもの,新しいこと?知らないことに向かっていく力,伸びていこうとする力を,多くの職員の目で捉え,それを語り合いながら明らかにしようとし,さらに伸びていくような場面をつくるなどの支援をしていくということであり,それは,子どもを肯定的に捉え,もっとその子どもを肯定的に捉えうるような場面をまなざしていくことである。 また,そのように,目の前の子どもが,「何に心を動かされているのか」「何を楽しいと思っているのか」と,その子の「思いや願い,問い」を探ったり,他の職員と子どものよさや学びの姿を共有したりする中で見えてきた,「自己表現力」(自分らしく表現する姿など)や,「課題探究力」(自分なりのこだわりを追究する姿など),「社会参画力」(友達と一緒に協働する姿など)を,本学校園の子どもに内在するよさとして捉え,その3つを,本学校園の子どもを見つめる共通の視点としている。今では校園種を超えて,この「3つの力」を視点に,子どもの姿を捉え,その子の高まりや変容を語り合えるようになってきている。 子どもがもともと持っている資質?能力の強みである「3つの力」を視点に子どもの姿を見ていくと,子どもは自分の「思いや願い,問い」をもとに,とことん活動にうちこんだり,とことん追究したり,探究したりしていることがより鮮明に見えてきた。そして,他の資質?能力の要素を巻き込みながら,豊かに学んでいけることが見えてきた。こうした見方を共有しながら私たちは,「たくましく心豊かな地球市民」に向けて「「思いや願い,問い」をもとに,やりたいことや目標に向かって「3つの力」を発揮している姿=学び」を幼小中12年間通して支えるための教育課程を編成した。(図1) 図1「たくましく心豊かな地球市民」を育む12年間の教育課程「学びの総合化」全体像 Ⅲ 188bet体育_188bet备用网址開発の内容 1 学びの総合化ああああああああああああああ あああああああああああああああ(1)「たくましく心豊かな地球市民」を育む12年間の教育課程「学びの総合化」

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