6年次 別冊資料
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1 2 3 - 20 - ? 地域の課題を解決していきたいという願いの解決に向けて,問いを立ち上げ,その解決にむけて,情報を収集したり,分析をしたり,材に働きかけたりすることができる。また,その活動の中で感じたことや味わったことをまとめ,表現することができる。 2 学習対象となる材(「花」を取り巻く主な「もの?ひと?こと」) 【もの】花,花壇,休耕田 【ひと】町を花いっぱいにする会,近隣の花屋さん(さわや,花屋彦左衛門),松本市 【こと】花いっぱいフラワーコンテスト 地域の花壇 3年間の総合的な学習の時間で大切にしていきたいことは何か。それを達成するためには,どんな活動をしていけばいいのだろうか。 ○学級での話し合い。 ?クラスで協力して,一つのことに取り組んでいきたい。人のため,地域のためになる活動を行っていきたい。そして,自分も周りも笑顔にしていきたい。 理念達成のために,まずは動いてみよう。 〇休耕田で花を育てて,地域を彩ろう。 ?~~に休耕田があるそうだ。私たちの手で,何とかこの休耕田を生かせないだろうか。 ?松本市は花いっぱいにする運動が始まった場所だったんだね。この休耕田で,花を育てることができないだろうか。 ?花があってきれいだったという声をいただいた。もっとこの活動を広げていくことができないだろうか。 ?花をよりきれいに咲かせるためには,どのように育てていけばよいのだろうか。 花いっぱいフラワーコンテストに参加して,町の人に花づくりの魅力を伝えよう 〇各グループによる準備 ?デザインは決まった。このデザインを実現するためには,どんな花を準備したらいいのだろうか。専門家の話を聞いてみたい。 ?地域の方に,私たちの作品の評価を聞いてみたいな。 さらに地域を花いっぱいにしていきたい。 ?休耕田で花をきれいに咲かせていきたい。地域にも私たちの育てた花をたくさん置いていきたい。地域に花を置くためには,どうしたらいいかな。市役所や花いっぱい運動の人に聞いてみたい。どのような花がいいのだろうか。管理の方法も考えていかないといけなさそうだ。 もっともっと花があふれる街にしていきたい。 〇休耕田での花づくり,イベントへの参加 ?これまで私たちが育ててきた花づくりの成果を発表しよう。まずは「花いっぱいフラワーコンテスト」で,これまでの成果を発表しよう。 3年間の総合で私たちは何を学んできたのだろう。 〇附中祭での発表,3年間のまとめ ?附中祭で,これまでの成果を生かして,花を飾ろう。来てくださった保護者にアンケートを取って,意見をいただこう。 ?花づくりを通して,自分も相手も笑顔に、元気になれる活動になった。将来自分の地域でも花づくりを通してまちづくりに参画したい。 1 育成を目指す資質?能力 【知識及び技能】 松本市内を花いっぱいにする取組があることや,休耕田の問題が地域にあることを知り,その解決のために必要な知識や技能を身につけると共に,その活動に関わる人々の工夫や取組を知ることができる。 【思考力,判断力,表現力等】 【学びに向かう力,人間性等】 地域の問題に対して,地域の方や友の思いや考えを受け止め,「自分以外の人や地域のために」という視点をもって,他者と協働して課題に取り組むことができる。 1年C組 担任:小池 佑貴 3 年間指導計画(カレンダー) 学年 問い (○)学習活動 (?)生徒の意識 テーマ 花あふれる地域を作ろう ◇休耕田が~~にあるそうだ。この休耕田を何か生かすことができないだろうか。 ◇「花いっぱい運動発足の地の碑があるけれど,花いっぱい運動って何だろう?」という疑問を全体に広げ,花いっぱい運動について調べることができるようにする。 ◇私たちの育てた花で地域に貢献していきたいと考えた生徒の意識を取り上げることで,「花づくり」を通して地域の課題を解決していきたいという気持ちを持つことができるようにする。 ◇「地域を花で彩っていきたいという」という声を待ち受け,「花いっぱいフラワーコンテスト」があることを提案し,スケジュールを確認し準備を進めるように促すことで,計画的に活動を進めることができるようにする。 ◇コンテストを通した外部の方の声を共有したりする場を設けることで,花づくりが地域のためになっていることを実感できるようにする。 ◇学級で取り組んできた花づくりに関して,花を見てくださった方々のアンケートやいただいた意見を味わう場を設定することで,自分たちの活動で,松本のまちづくりに貢献したという,ささやかでも確かな手ごたえやよさを感じることができるようにする。 (◇)教師の支援

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