1 2 3 ◇「繋がるプロジェクト地域活性マルシェ」の活動を紹介することで,企業と地域を繋げる活動について知り,地域に思いを巡らせ,活性化させるためにできることは何かないか考えることができるようにする。 - 23 - このクラスで大切にしたいことって何だろう ○学級での話し合い ?クラスみんなが納得するテーマを決めていきたい。 ?松本についてもって知りたい。 ○松本へ繰り出す ?歩いてみると,今まで気にしていなかった松本の町並みやお店などに気付くことができた。 ?マンホールに手まりの絵が描いてあった。松本には蚕糸公園もあるし,何か関係があるのかな。 ?商店街やお店がいくつかあったけど,コロナ禍のせいかあまりお客さんがいなくて大変そうだ。何かできないかな。 松本の魅力を発信しながら,地域活性の手助けをしたい 松本の企業?松本の伝統のことを ○松本の魅力を味わう ?感じた魅力を発信するためには,もっと自分たちで味わわないといけないな。とことん追究してみよう。 ?中町通りの手まり屋さんに話を伺って,自分たちの手まりを作ってみたいな。 ?松本の食材を使ったお菓子を調べて,自分たちでも作ってみたいな。 ?学校の近くにあるパン屋さん「Matsumotopan」は地域の食材を意識した商品を扱っているらしい。どんなこだわりがあるんだろう。 地域と繋げるために,自分たちに ○松本の企業と地域を繋げる ?繋がるプロジェクトは,様々な企業を地域に宣伝して活性化させている。自分たちも地域と繋がるために何か手伝ってみたいな。 ?自分たちで作った手まりやお菓子を紹介してみるのはどうだろうか。 ?マルシェの中のイベントとして,私たち用のブースを用意してくれるらしい。そこで魅力を伝える活動をしてみよう。 ?松本の魅力を集めたパンフレットを作って,マルシェに来てくれた地域の人に配ってみよう。 自分たちの活動のまとめをしよう ○各グループの活動のまとめをする ?松本に訪れる人たちや,幼稚園児?小学生たちに,もっともっと地域のことや魅力を知ってもらえる活動をみんなでしてみたい。 ?クラスのグループはバラバラで活動していたけど,結局向かっていた先は同じだったんだ。最後はクラスで1つの活動をしてまとめに向かっていきたい。 2年B組 担任:伊藤雄太 1 育成を目指す資質?能力 【知識及び技能】 自分が興味をもったことに向き合いながら,地域が抱える問題について仲間と協力しながら解決していくことができる。 【思考力,判断力,表現力等】 地域活性に関することや活動についての情報を収集したり,必要な情報を選択したりして,計画を立てることができる。自分たちの活動について相手や目的に応じてわかりやすくまとめたり,学習したことを自らの生活や生き方にいかそうとしたりできる。 【学びに向かう力,人間性等】 自分たちにできることは何かを考え,地域活性に携わっている方々と思いや活動を共にして,今後の在り方を考え,自分たちができることを探し,行動?発信することができる。 2 学習対象となる材(「松本の魅力発信」を取り巻く主な「もの?ひと?こと」) 【もの】地域の食材を使った食品(お菓子?パン?伝統食) 【ひと】手仕事商會すぐり 木内さん?繋がるプロジェクト 岩下さん?Matsumotopan 細田さん 【こと】繋がるプロジェクト地域活性マルシェ?活動の情報発信 3 年間指導計画(カレンダー) 学年 問い (○)学習活動 (?)生徒の意識 もっと知りたい?味わいたい できることはないだろうか テーマ We give thanks to SHINSHU ◇先輩方や旧3学年の先生方から過去の事例を紹介してもらった生徒たちに「先輩たちはどんなことを大切に活動してきたのだろうか」と尋ねることで,学級で大切にしたいことややってみたいことについて話し合うことができるようにする。 ◇松本巡りを終えた生徒に「印象に残ったことやもっと知りたいことは何だろう」と尋ねることで,体験を振り返りテーマや活動を決めだすことができるようにする。 ◇松本の企業や伝統について調べたり考えてきた生徒の姿を捉え,「感じた魅力を地域に発信するにはこれからどんなことをしていけばいいだろうか」と尋ねることで,さらに魅力を味わうために現地へ赴いて取材をしたり,自分たちでオリジナルのものを作ったり,地域の人々にインタビューをしたりと,感じた魅力についてとことん追究することができるようにする。 ◇松本について調べたり体験したりし,地域の企業と繋がる取り組みに参加してきた生徒に「今までの活動を伝えるにはどうすればよいだろう」と尋ねることで,活動を振り返り,地域と繋がるために自分たちにできることは何かないか考えることが考えることができるようにする。 ◇「繋がるプロジェクト」への参加を振り返る場を設定し,「B組のテーマ『We give thanks to SHINSHU』は達成することができたかな」と尋ねることで,いくつもあるグループがテーマに向かって行っている活動が,結局一つに繋がっていることに気付くことができるようにし,まとめとしての活動を考えることができるようにする。 (◇)教師の支援
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