6年次 別冊資料
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3 2年 - 25 - 魅力や共通点を基に2年C組としての活動を決め出したい。 ○9つのグループの体験を通して感じたことをスプレットシートに打ち込み,寄せられた意見をP(楽しかったこと、魅力)M(課題、今後課題となること)I(共通点を基に繋がったら面白そうな活動)に整理し,分析する。 ?今までやってきた活動を捨てることもできないし,でもこのまま9つのグループで活動しても学級総合にならない。みんなの魅力が発揮できるような活動をひとつ決めて活動していくのはどうかな。 ?井戸水を憩いの場にするってなったら,廃材ベンチも紙も井戸水もマイボトルのPRもできるのではないか。大きなプロジェクトになるかもしれないけど,やってみよう。 ?それぞれの魅力を考えると「再利用」「SDGs」「ロマン」となった。SDGsの観点からワクワクする憩いの場にしたいな。 井戸水周辺を憩いの場にするための準備をしよう。 ○井戸水周辺を憩いの場にするための調査を行おう。 ?まずは,井戸水を管理している松本市役所の都市計画課の方に話をして,井戸水にベンチを設置したり、管理させてもらえるかどうか聞いたりしてみないといけないな。許可が下りたらまずはクラス全員で調査して,自分たちに何ができるか全体をイメージしたい。そうすることで,他の井戸とは異なる井戸水になるはずだからPRの良い観点になりそうだぞ。 ?ベンチを置くならターゲットは何歳の人なのか,どんなベンチを希望しているのかを調査しないといけない。その後は,松本民芸家具の池田さんにベンチ作りの基本を教えてもらうために修行に行きたい。 ?マイボトル推進のポスターを井戸水周辺に掲示したり,井戸水の利用率を調査したりしながら学校や地域へ発信していきたい。 ?附中祭で,井戸水憩いの場の様子を展示して,感想を聞きたいな。SDGsの観点から再利用できるもので,環境が変化していくことを多くの人に知ってもらいたい。ポスターとかではなく,実物を置きたい。 附中祭で得た意見を基に改善してより地域の方のためになる場にしたい。 ○附中祭の得た意見を基にPMIで整理分析を行う。 ?いろんなものがあるけど,SDGsのどの観点を意識したものなのかが明確に伝わっていないことがMの課題から分かった。分かりやすいようにSDGsの17の視点を掲示していこう。 準備したものを実際に井戸水において地域の方の感想を聞いてみたい。 ○今まで制作したものを井戸水に設置する。 ?YKマテリアル株式会社の川窪さんや,松本民芸家具の池田さん,柳沢林業の原さん,松本市役所都市計画課の方々をお招きして憩いの場の完成式を行いたい。和紙で作った手紙で招待状を書こう。地域の方々にもできるだけ多くの方に来てもらいたいから,和紙で作った回覧板を回そう。 ?維持と管理が大切だから,ランタンなどは,月に一度のライトアップイベント以外は学校に戻しておかないといけないな。 SDGsを意識した今までの活動を発信したい。 ○3年間の活動をメディアで発信するために,活動をまとめる。 ?フジテレビの「楽しくアクション!SDGs」やNBSの「みんなの未来へSDGs」に応募したりして,今までの活動を広めていきたい 3年間の総合で私たちは何を学んできたのだろう。 ?地球的危機にある今,地球市民として自分にもできることがある。捨てられてしまうものでも自分も相手も笑顔にすることができる。将来も自分の手で地球にも人のためにもなるものを生み出していきたい。 ◇体験の感想をスプレッドシートに記入するよう促すことで,感じた魅力や共通点を蓄積できるようにする。 ◇スプレッドシートに寄せられた意見をP(楽しかったこと、魅力)M(課題、今後課題となること)I(共通点を基に繋がったら面白そうな活動)に分け整理?分析する時間を設けることで,グループのつながりや今後の見通しをもつことができるようにする。 ◇各グループの魅力が生かせる活動を個人で考えるよう提案し,それらを基に今後の見通しを検討する場を設けることで,グループとしての活動ではなく,2年C組としての活動の見通しをもつことができるようにする。 ◇学級で井戸水周辺を調査する場を設けることで,各グループで魅力が発揮できそうなことに対する具体的なイメージをもつことができるようにする。 ◇技術的な問題や現実との課題に直面する場を逃さずに捉え,専門家との出会いの場を設定することで,より深く材の魅力に迫ることができるようにする。 ◇附中祭の教室展示を参観した人の感想をPMIで整理?分析する場を設けることで,今後の見通しを明らかにすることができるようにする。 ◇井戸水周辺でベンチに座ってくれた方にインタビューした内容や,ベンチ設置に向け許可をくれた方の言葉を味わう場を設定することで,廃材を活用した自分たちの活動が,地域の方々の笑顔に貢献できたという,ささやかでも確かな手ごたえや良さを感じることができるようにする。 ◇メディアを用いて自分たちの3年間の総合的な学習で行ってきたSDGsの活動を紹介する場を設定することで,自らの手で再利用やSDGsの重要性を発信することができたという確かな手ごたえを味わうことができるようにする。

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