6年次 別冊資料
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-50- たことは「ふりかえり」についてです。本時の学習「このもようをそっくりそのままかけるかな」そっくりそのままのところが強調されていましたので,ここが大事だということですね。なので,「そっくりそのまま」だったのか確認する時間が必要だったでしょうか。 ○生徒が対話的に学び合う姿が印象的でした。よく声を掛け合い,自分たちの課題を追究する姿が見られました。グループ外の生徒同士で試合を見合うような機会があると,また新たな視点も生まれるような気がしました。 ○遊びの環境設定がよかった。 ○保育は,たっぷり参観させていただき,自分のやりたいことに打ち込む子ども達の姿をたくさん見させていただきました。 語る会は,少人数で話しやすかったですが,時間がもう少しあると,語り合うことができたのかなと思いました。自己紹介と感想を話して終わってしまったので。 ○先生方の適切な配慮により,静かな室内でした。子どもたちが迷いなく遊びだし,先生たちが見守りながら必要な配慮はしている姿を見て,こうありたいと思いました。 ○同じ授業を参観していても,観察している児童や視点がみんな違い,それぞれの意見や感想にとても刺激を受けました。また,子どもたちの成長過程が自然な歩みになるように,それぞれの児童に向けた先生の言葉がけがとても温かいもので,それが語る会での解答にも反映されていたなと感じました。授業を通して,子どもたちの何を育みたいのかの軸がしっかりしている先生だなと感じました。 ○先生方の,「魚を与えるのではなく釣り方を教える」支援の仕方に感銘を受けました。子どもが困っていたら,一緒に困り,悩み,考えて解決策を探っていくという姿勢がとても勉強になりました。 最初は,ひとつの空間(部屋)にあれだけたくさんの教材(環境)があると,授業の収集がつかなくなるのではないかという疑念を持っていました。しかし,子どもたち一人ひとりが自ら課題を持って一心不乱に活動している姿を見て,全体が大きな流れの中で動いているから,子どもたちは教師が特に言葉をかけたりしなくても自分たちで(いい意味で)勝手に取り組んでいて,だからこそ一人ひとりに丁寧に個別対応する余裕が生まれているのだと感じました。 ○参会された方全員のお話を聞くことはできなかったが,小規模校勤務のため普段同じ教科の先生がいないので色々な視点からのご意見やアイディアを共有でき大変勉強になった。 ○3歳のクラスで登園時から参観者が沢山いるという普段と違う環境でしたのに,支度を済ませて自分のやりたい遊びに取り組めており,感心しました。 自分は物を多く出してしまいがちですが,物が多い環境でなく先生が考えて選んだもので自分なりの思いを持って遊べていました。 外が保育室から見えて,自由に遊べるのがいいと思いました。 カンファレンスシートは参考にさせて頂きたいです。やりたいことに満足いくまで取り組める環境を作っていきたいと感じました。 ○美術という唯一間違いがなく,個性を潰すことがない科目の魅力を知れました。 ○活動の環境設定(魅力的な)と教師の願い,みとりや判断など学びにつなげることができた ○授業では地震についての学びの場面でした。地震のリスクがどのくらいあるかを子どもたちがネットを使って調べていくときに,それぞれが自由に自分なりの場所を決めていけるところが良いなと感じました。 ○語る会では人数も10人弱くらいの人数だったので全員が意見をじっくりと語ることができました。意見を言いにくいような雰囲気はなく,語りやすかったです。学びの機会になりました。ありがとうございました。 ○温かさに包まれる中にも,熱があり,それでいてしっとりとした学級経営の上に立っている授業。ほっこりした気持ちになりました。2年半かけて,片原先生が子どもたちと共に歩んできたくらしが凝縮されていたように思います。 K?Oさんは,「塾でむちゃくちゃムズいのあるんだよな~」と言いながらワクワクした様子で導入時の図形を待っていました。いざ図形が提示されると,周りの子どもたちと一緒に「うわー(驚き)」と言うものの,その後には一切言葉は発せられず,じっと見つめているだけでした。勢いのある周りの子が,「中心」「円があそこに見える」という中で,彼が口にしたのは,しばらくしてから「円をくしゃっとした感じ」という形の捉えについてでした。(おそらく,この時点では,彼の中での見通しは立っていなかったのか)個人追究の時間になると,彼の顔は曇っていきました。しかし,授業終盤では,晴れやかな表情とともに,ようやく離席し,仲間の様子を見に行くまでの余裕が生まれました。30分程の時間の中で,彼が成長した背景には,片原先生の存在,そして友だちの存在がありました。これらがなければ,おそらく彼にとってこの時間は大変辛いものになっていたと思います。彼は,弧を指でなぞりながら,中心のだいたいの位置は掴めていました。しかし,正確ではなかったために,いっこうに半円同士が気持ちよく重ならなかったのです。首を傾げながら,何度も中心の位置を微調整するも,コンパスで使用している鉛筆の芯が硬いこともあり,次第に自分がしていることの整理ができなくなってくる様子がありました。そんな困り果てた状況の時に,片原先生がやってきました。片原先生は,彼の現在地を掴むために,まず彼の声を聴いていました。そして,「半径いくつにするの?」と着目する必要のあるワードをズバッと口にしました。それに反応して,活路を見いだした彼。その後,中心の点を自力で見つけ,半径と中心の関係性の中で,残りの3つの中心についても理解していきました。さらに,片原先生は,「さしたところにマークを付けるね」と言い,視覚的に中心と弧の関係性を捉えやすくするための支援を講じて,彼の席を離れていきました。 的確に子どもの現在地を見抜き,瞬時に必要最小限の手立てを講じることができたのは,これまでの児童理解と円を描く際に働かせる見方?考え方についての素材188bet体育_188bet备用网址の賜物だと思いました。45分間の本時を支える教師の思考?判断が垣間見れたことと,そこから単元をまとまりとして捉えている授業者?部会の先生方の知の結集を感じることができ,私としては清々しさが残り続けた心地良い一時でした。ありがとうございました。 ○授業者の先生と直接お話ができ,子どもたちの学びのために日頃からタブレットを取り入れていらっしゃることや,子どもたちの学びたいという気持ちを高めるための導入や教材を工夫されていることを知ることができまし

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