(2)ことば領域と既存教科との関連 (3)くらし領域と既存教科との関連 ことば領域で育みたい『3つの力』 本や資料を用いて調べたことや友との会話から考えたことについて,相手や目的に応じて筋道立てて話したり,書いたりすることができる。 <既存教科?領域との関連> くらし領域で育みたい『3つの力』 身近な人々,社会及び自然と関わる中で,自分自身やそれらの特徴やよさ,関わり等に気付くとともに,それらを関連付けながら,よりよい課題解決の方法を考えることができる。 <既存教科?領域との関連> 課題探究力 <ことば領域の特徴> 課題探究力 <くらし領域の特徴> - 4 - 社会参画力 日常生活で起こる問題や課題についてことばを用いたコミュニケーションにより,よりよく問題を解決することができる。 社会参画力 集団の中での自分の役割や行動の仕方に気付き,生活をより豊かにしていくために,友と協働することができる。 2 新設領域と既存教科との関連 〔7~9歳期(小学校低学年)【遊びの領域化】〕新設「領域」 (1)【遊びの領域化】で育みたい『3つの力』 身の回りにおけることばの意味?役割に関する見方?考え方を働かせて,事象に対する主観的な価値づけに関する言語活動を通して,言葉による自己表現力?課題探究力?社会参画力を育むことができるようにする。 自己表現力 考えたことや気付いたこと,感じたことを事柄の順序を考えながら話しことばや書きことばを用いて相手に伝えることができる。 ことば領域は主に,低学年「国語」「外国語活動」と対応する。 1~3学年国語科は,現行の学習内容を該当学年で扱う。1~3学年英語活動は,4学年から始まる英語科につながる外国語文化に関する絵本や外国語で書かれた絵本の読み聞かせや,簡単な外国言語を使った遊び?活動を扱う。 幼稚園における遊びの中に見られる“ことば”を,「伝達媒体としてのことば」「遊び道具としてのことば」「言語文化としてのことば」として捉え直す。国語と連携した言語能力の向上を図る活動と,英語によるコミュニケーション能力の基礎作りを図る活動とを段階的に教育課程に位置づける。特に日本語?外国語に共通なコミュニケーション言語においては,状況的側面と公共的側面を見いだし,その場に適したコミュニケーション能力を育むことができるようにする。 身の回りにおける生活や身体の維持?向上に関する見方?考え方を働かせて,事象に対する客観的な理解?判断に関する活動を通して,くらしに係わる自己表現力?課題探究力?社会参画力を育むことができるようにする。 自己表現力 身近な人々,社会及び自然を体全体で受け入れ,感じたことや気付いたことについて,言葉や絵,動作,劇化等の方法により自分らしく表現することができる。 くらし領域は主に,低学年では「生活科」?社会科?「体育科(保健分野)」と,高学年では低学年の「社会科」「体育科(保健分野)」に対応する。1~2学年生活科は現行の生活科で行われる活動の中から社会科に関わるものを,3学年社会科および体育科(保健分野)は現行の学習内容を該当学年で扱う。 幼稚園における遊びの姿を,気付きの質の高まりの面から捉え直す。生活科の学習活動を中心に?自然とのかかわり(校内散策,植物飼育,動物飼育等)?や「地域とのかかわり(校外散策等)」を構想する。その中で,自分自身にかかわることや家庭?地域とのつながりに視点を当てて活動しながら,生活科?社会科?体育科(保健分野)で育てたい資質?能力と往還させることで,くらし領域における『3つの力』を育むことができるようにする。 自己表現力 自分が行ったことや気付いたこと,感じたことを,自分なりの方法で自分らしく表現することができる。 課題探究力 対象への思いや願い,問いをもち,自分なりの方法で達成や実現,解決に向き合うことができる。 社会参画力 身近な他者と,目的に向かって共に活動することができる。
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