竹内 188bet体育_188bet备用网址室太田 188bet体育_188bet备用网址室188bet体育_188bet备用网址から広がる未来卒業後の未来像188bet体育_188bet备用网址から広がる未来卒業後の未来像竹内 あかり 助教奈良先端科学技術大学院大学物質創成科学188bet体育_188bet备用网址科後期博士課程修了後、九州大学助教、大分大学188bet体育_188bet备用网址員などを経て、2012年から現職。専門分野は無機化学、生体材料学太田 哲 教授信州大学大学院理学188bet体育_188bet备用网址科修士課程、総合188bet体育_188bet备用网址大学院大学数物科学188bet体育_188bet备用网址科博士課程修了。2017年から現職。専門分野は有機化学、有機機能化学骨や歯、ウニの殻やヒトデのような生物が生み出す無機固体は、それぞれの部位に適した強度、多孔質のような様々な形態など、ユニークな物性をもっています。これらは生体内や水中といった穏やかな条件で合成されているのですから、本当に不思議なことです。竹内188bet体育_188bet备用网址室では、これを手本とした水溶液プロセスを用いたり、生物由来の無機物を原料としてセラミックスを調製し、環境浄化材料や人工骨補填剤としての機能を評価しています。例えば、ヒトデから採取した炭酸カルシウムを水溶液中で反応させるとリン酸カルシウム多孔体を調製することができます。合成されたものではなく天然由来の物質を使うからこそ新しいことが見えてくる、その可能性に心躍らせながら日々188bet体育_188bet备用网址に取り組んでいます。188bet体育_188bet备用网址室では、化学の知識だけではなく、時には環境科学や医学、生物の知識が必要になるので、自分の専門分野以外でも躊躇することなく自由に学ぶことを学生たちに勧めています。この経験を通して、卒業後は、どんな問題に対しても自由に発想し、柔軟に対応できる人材として社会で活躍できると期待しています。「分子サイズのピンセットで分子やイオンをつかむ」私たちの188bet体育_188bet备用网址室ではこのような188bet体育_188bet备用网址を行っています。独自に開発した『酸化還元駆動型分子ピンセット』は、右図に示すように酸化還元反応に応答して構造が変化する「駆動部位」と、対象物質を捕らえる「分子認識部位」から構成され、分子認識部位の間隔が変わることによって対象物質をつかんだり放したりすることができます。その動きは実在のピンセットに似ています。当188bet体育_188bet备用网址室ではこうした分子を使って、特定の金属イオンや分子をつかんだり放したりすることに成功しました。簡単に進みそうな化学反応でも、すぐに実用化できそうな技術でも、なかなか思い通りにはいかないことがたくさんあります。そうした反応や現象を、もう一度化学の基礎に立ち返って188bet体育_188bet备用网址してみると、そこには予想を超える新たな発見があり、どんどん可能性が広がっていきます。機械のような動きを示す分子を作ることは非常に挑戦しがいのあるテーマです。当188bet体育_188bet备用网址室では、さまざまな動きを示す有機分子の開発を進めています。分子ピンセットはその一つです。今は基礎188bet体育_188bet备用网址の段階のため捕捉対象は簡単な分子やイオンに限られていますが、将来は適切な分子設計を行うことによって、希少有用物質の回収や有害物質の除去といった応用が期待されます。188bet体育_188bet备用网址室を出た学生の多くが化学系企業の188bet体育_188bet备用网址職に就いています。今後社会に出てから直面する新しい課題にも柔軟に対応できるよう、188bet体育_188bet备用网址室では化学の基礎原理に立ち返ってよく考えて188bet体育_188bet备用网址を行うように指導しています。 16水溶液プロセスで調製したリン酸カルシウム多孔体。これは10μm 程度の連続した気孔をもっている。この多孔質構造を活かした環境浄化材料や人工骨補填剤としての性質を基礎的に調べている。酸化還元駆動型分子ピンセットの原理図（上）と実際に合成された化合物の分子モデル（下）アイディアをすぐにフラスコの中で試せるのが化学の強み。日々の実験の積み重ねから新しい化合物がうまれる。実験室で合成や分析を繰り返す毎日だが、年に数回は生物由来の無機物を探しにでかけている。理学科化学コース理学科化学コース自然から学び、生物を手本にして、 環境にやさしい化学を目指す酸化還元反応によって動く 分子サイズのピンセット
元のページ ../index.html#21