医学部保健学科188bet体育_188bet备用网址紹介2024
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Oyake et al., Commun Med(Lond). 2023Oyake et al., J Hypertens. 2023Oyake et al., Front Physiol. 2024青木 薫 准教授小宅 一彰 准教授―29―信州大学医学部医学科卒業。同大学院医学系188bet体育_188bet备用网址科博士課程修了。日本整形外科学会専門医。信州大学医学部附属病院リハビリテーション部より2015年に保健学科へ着任。山形県立保健医療大学卒業。信州大学大学院にて博士課程修了。理学療法士として、回復期病院に勤務後、日本学術振興会特別188bet体育_188bet备用网址員(DC2)、私立大学教員を経て2019年に着任。 整形外科では関節や骨の疾患に対して、人工関節や人工骨、骨固定材料を用いて治療を行います。治療のためにヒトの体に手術で埋め込む素材を生体材料と言います。さらに安全性、治療効果、耐久性に優れた生体材料を開発するため、工学部、繊維学部、医療機器メーカーなどと協力して作成した材料の生体安全性評価を行っています。 また、整形外科医として主に骨軟部腫瘍(「骨肉腫」(骨にできるがん)など)の治療にも従事しています。骨軟部腫瘍についてその治療成績、手術切除範囲、手術後のリハビリテーション?機能、腫瘍切除後の再建方法、骨軟部腫瘍のための「がん教育」についての臨床188bet体育_188bet备用网址も行っています。 脳卒中になられた患者さんに対するリハビリテーションでは、練習や運動による身体活動を主体とした治療により、生活機能の改善を目指します。また、脳卒中は再発しやすいため、再発や重症化を予防するための取り組みも重要です。 このような背景から、リハビリテーション治療に対する患者さんのモチベーションに関する188bet体育_188bet备用网址や循環機能に関する188bet体育_188bet备用网址に取り組んでいます。モチベーションの188bet体育_188bet备用网址では、患者さんの意欲を高める手法のモデル化と効果検証をしています。循環機能の188bet体育_188bet备用网址では、起立したときの血圧や心拍数の変化に着目し、それらを調節するメカニズムの理解や新たな評価手法?治療手段の開発を目指しています。ウサギの大腿骨内に埋め込んだカーボンナノチューブ複合アルミナセラミックスの組織像(1年半)骨内に有害反応なく納まっている。右肩の悪性軟部腫瘍の術後の患者さん。傷は良好に治っているが、腕の挙上制限が残っている。「回復の実感」、「明確な目標設定」、「生活に関係する訓練」は、患者さんと医療者の双方が重要と考える動機づけ要因仰向けから座る姿勢に起き上がるときの血圧変化から起立性低血圧の有無を判定する新しい評価手法の開発肉腫について、子供たちにも分かりやすいようにマンガを用いた肉腫を紹介するパンフレットを作成。下半身の圧迫で心拍数が低下する自律神経メカニズムの理解188bet体育_188bet备用网址から広がる未来 人工関節手術や脊椎固定術などを行った患者が、年齢を重ねた際に生体材料の寿命が先に来てしまうと患者の活動性が低下したり、危険の高い入れ直しの手術が必要となります。高機能な新規生体材料の開発により、健康寿命の延長につながることが期待されます。 骨軟部腫瘍の治療においても、患者の命を救うことは当然として、その治療後の日常生活機能が維持できることを目指しています。卒業後の未来像 当専攻では卒業時に国家試験に合格すると理学療法士の資格を取得することができ、病院、診療所、施設などで働くことができます。卒業後、大学院に進学してさらに深い188bet体育_188bet备用网址を行い、医療の発展に貢献していただきたいと思っています。188bet体育_188bet备用网址から広がる未来 身体活動は、疾患や障がいの有無にかかわらず、すべての人々の健康管理のために重要です。私が取り組んでいる188bet体育_188bet备用网址テーマは、脳卒中に限らずリハビリテーション治療を必要とするすべての患者さんの機能回復、中高年者の生活習慣病予防、高齢者の介護予防、さらには若年者の健康管理にも応用できる可能性があり、「インクルーシブヘルス」の推進に貢献することが期待されます。卒業後の未来像 リハビリテーションというとケガや病気の後の治療というイメージが強いですが、今後は予防への取り組みが益々重要になります。大学卒業後は、大学院にも進学し、高度な知識と技術を身に付け、すべての人々の健康に貢献できる理学療法士を目指してください。応用理学療法学応用理学療法学夢ナビにてミニ講義公開中!詳細は冊子巻末をご覧ください理学療法学専攻新規生体材料の開発?評価と理学療法学専攻脳卒中患者の活動的な生活を支援できるリハビリテーション戦略の構築を目指して骨軟部腫瘍の解析

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