佳作作品: 柳町 一輝さん 信州大学は全国の大学に先駆けて環境ISO14001を導入され、「環境に優しい大学の世界ランキング」で長年に渡り高い評価を受けられています。そして、2022年4月には「環境マインド推進センター」と「地域防災減災センター」を統合し「グリーン社会協創機構」を発足されました。「環境保全活動と防災活動は表裏一体である」との発想が素晴らしいと感銘を受けました。今年度で19回目となる貴学の環境報告書を拝見し、地元企業として、日ごろの教育188bet体育_188bet备用网址?地域貢献?国際交流などへの継続的な取り組みに対して深く感謝いたします。本報告書で紹介された環境教育?188bet体育_188bet备用网址、エコキャンパス活動等の環境への取り組みは、他の大学や企業にも参考になる優れた事例です。特に卒業論文の「大学施設における容易に導入可能な省エネルギー対策の効果検証」は、一般の企業や家庭でも取り入れやすい省エネ対策を検証されており興味深かったです。また、本報告書内の「環境データ 環境影響の全体像」で紹介されたエネルギー使用量や二酸化炭素排出量などの集計データは分かりやすく、貴学の環境活動が見える化されています。地元の企業が環境活動を行うときに参考となるまとめ方であります。総じて貴学の環境報告書は完成度が高く、多くの方々に拝読していただきたいと感じましたので、毎年度の環環境報告書2024表紙イラスト等募集にご応募いただきありがとうございました。惜しくも表紙イラストには採用されませんでしたが、佳作作品をここで紹介させていただきます。境報告書がどのように活用されているのかについても記載いただけるとよいと感じております。また、2023年以降本報告書がデジタル化されたことは、読者が必要な情報を迅速に見つけ出せるだけでなく、環境への負荷も軽減できる取り組みであると感心しました。弊社は2008年に長野県地中熱利用促進協議会へ入会し、貴学工学部の高村教授をはじめ多くの方のご指導を受けながら積極的に活動しています。弊社は長野県が進めるグリーンボンドへの参加、自社施設への再エネ導入(太陽光?地中熱)、初期コスト低減を目的とした扁平型熱交換器の開発、新事務所のZEB化などに取り組んできました。地中熱システムの導入実績は50件以上となり、この取り組みによるCO2削減量は杉の成木約28万本が年間に吸収するCO2量に相当します。最後に、信州大学が掲げる環境方針の実現に向けて、地域コミュニティや地元企業への情報発信や行動計画のさらなる推進が求められています。今後も貴学を核とした環境教育、地域産業との連携深化を期待するとともに、弊社もその一員として持続可能な環境施策の実現に寄与したいと考えております。(総合理工学188bet体育_188bet备用网址科 工学専攻 建築学分野)株式会社 角藤 専務取締役 小林 和人第三者からのご意見応募作品紹介35
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