信大の地域貢献サークル特集「大学の地域貢献度ランキング」では毎回上位にランクされる信州大学。長野県内に5キャンパスという、タコ足大学の伝統を誇りとする本学はもちろん学生も頑張っていて、各キャンパスを飛び出して活動する、リンゴあり、軍手あり、山林伐採あり…信州ならではの地域貢献が盛りだくさん!地域貢献を目的としたサークルが多いのも大きな特徴。「信大の地域貢献サークル特集」信大NOW誌面で一挙公開です。u hshinSsitrenivUt nedutnitommuemegagnbulCプールグ生学&CSEyny t Vol.2200人でりんご農家をお手伝い!農家も学生の力が頼り13 リンゴは収穫までに、多くの時間と人の手がかけられ育ちます。全国2位のリンゴ産地である長野県で、そのリンゴ作りを支えるサークルが信州大学の「りんご部隊」です。“隊員”は約200名と大所帯。毎週末に安曇野市のリンゴ農家約10人をお手伝いしています。りんご部隊の活動ややりがいについて、隊長の清水康史さんにお話を伺いました。 「活動は毎年春に始まり、秋に収穫を迎えます」と清水さんは一年の流れについて説明します。4月、木の栄養や雑草予防になる「藁敷き」を行い、5月頃から、たくさん成った実を間引く「摘果(摘花)作業」を行います。そして8月には夏品種の収穫が始まるため、今年は夏休みも活動が続きました。その後、リンゴを赤く色付けするために行う「葉摘み」作業を行ったのち、10頃からいよいよ待ちに待った秋?冬品種の収穫が始まります。花がつく前から通った畑で、真っ赤に育ったリンゴを収穫するのはとても感慨深い作業です。取材中、清水さんは畑で食べたリンゴの美味しさを語ってくれました。活動の原点には、美味しい信州のリンゴ栽培を手伝いたい、広めたいという学生の純粋な想いがあるようです。 年間のお手伝い人数は、単純計算で延べ200人にもなります。県内でも有数の産地である安曇野市の農家は若い力を頼りにしているとともに、「一人でも多くの学生にりんごや農業のことを37年の歴史を持つ農業ボランティアサークル信州大学りんご部隊
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