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書物で繙く善光寺詣り : 4. 善光寺みやげ

善光寺を参詣した人々は、旅の記念に、御影やお守り、縁起、境内図、絵はがきなどを買って帰ります。
家に帰っても、土産物を前にしては旅を思い返し、善光寺への思いはいっそう強くなるばかりです。また、「土産話」を聞かされた人々も、「次は私も」と思わずにはおれない、そんな「善光寺みやげ」の品々です。

『善光寺御真影図絵』(ぜんこうじごしんえいずえ)

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上段には、本堂の外観と、堂内での御開帳の様子が描かれる。下段には、信心のない老婆が、牛を追いかけ善光寺にいたる話、善光寺に向かう道中に急死した妻が現れ、子どもの世話をしながらお詣りを終えると忽然と消えてしまう話、足の病で苦しんでいた男が、善光寺のご利益で足腰が立つようになった話を載せる。

『善光寺御開帳行列図』(ぜんこうじごかいちょうぎょうれつず)

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善光寺は、天台宗の大勧進(だいかんじん)、浄土宗の大本願(だいほんがん)の二寺によって、法要が営まれる。大勧進の住職(貫主)は延暦寺によって任命され、大本願の住職(上人)は尼僧で、代々公家の子女が務める。本図は、大勧進貫主(大僧正)と大本願上人(尼公)が本堂へと向かう行列の様子を描く。

『信州善光寺境内全図』(しんしゅうぜんこうじけいだいぜんず)

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明治41(1908)年2月

善光寺の本堂だけでなく、境内全体を描いた図。本堂、山門、仁王門、経蔵を始め、大勧進の25子院(本図では24)、大本願の14子坊全てが描かれる。188bet体育_188bet备用网址、境内の古跡についても説明が付されている。

『善光寺名所』

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善光寺の絵はがき10葉。
「大本願上人」「本堂」「山門」「仁王門」「大勧進」「大本願」「経堂」「釈迦堂」「往生寺」「記念公園」からなる。

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p_5.jpg絵はがきセットの表紙