「北杜夫文庫」創設記念展示会を開催(8月9日まで)
「北杜夫文庫」創設記念展示会
北杜夫と信州
7月10日(金)~8月9日(日)
信州大学中央図書館1階展示?地域交流コーナーにて開催(観覧無料)
旧制松本高等学校(信州大学の前身)の卒業生である作家?北杜夫さん(1927-2011)の蔵書のうち約600冊が,ご家族のご厚意により信州大学附属図書館に寄贈されました。図書館ではこれを記念して「北杜夫文庫」を創設するとともに、文庫の紹介を中心とした展示会を開催します。
「北杜夫文庫」の中には、北さんの学生時代から晩年に至るまでの多彩な作品を含む出版物、旧制松高の先輩である辻邦生さんをはじめ、親しい交流のあった著名作家のサイン入り本、北さんが趣味で描いた絵や学生時代に使用した参考書などが含まれています。これらは、生前に多くの蔵書を処分してしまった北さんが最後まで大切に思い、つい先日まで実家の本棚に置かれていたものです。本展では、これらの貴重な図書の中から主要なものを紹介いたします。
また本展では併せて、「北杜夫と信州」に関連する展示も行います。信州に憧れて旧制松本高等学校に入学し、信州を離れた後も終生にわたって信州を追慕しつづけた北杜夫さん。北さんと信州のつながりは深く、松高時代の経験を綴った『どくとるマンボウ青春記』をはじめ、作品の中に繰り返し信州が登場します。この展示を通して、北杜夫さんと信州の縁を感じていただければと思います。
なお、カウンターで手続きをしていただければ、一般の方でも入館可能です。皆さま方のご来訪をお待ちしています。