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高校生向け夏季講座「経済実験でヒトのやる気の源泉を知ろう」を開催しました

2021年8月20日(金)、信州大学経法学部で高校生向け夏季講座を開催しました。今回のテーマは、「経済実験でヒトのやる気の源泉を知ろう」です。

本講座のねらいは,本学経法学部?社会基盤188bet体育_188bet备用网址所メンバーによる実験経済学の188bet体育_188bet备用网址成果を参加者が体験しながら学ぶことで、大学での主体的な学習に具体的なイメージをもってもらうことです。高校で学ぶ政治?経済だけでは十分に伝えきれない、経済学の面白さに触れてもらいました。

前半はオークション編です。参加者はまずMoblab実験を体験しどの様に考えて入札したか振り返るとともに、ゲーム理論の考え方を紹介しました。それらを踏まえて、自身が参加した実験データがどれほどモデル予測に当てはまるのかをExcelでの散布図作成?単回帰分析で考察してもらいました。前半の最後には人々のリスク態度がデータと予測との違いをもたらすことを指摘し、後半へのリスク態度抽出編へ移りました。

後半も実験体験から始まります。個人のリスク態度を知る標準的な方法は、サイコロの目でもらえる金額が決まるくじをいくらまでなら買いたいか評価してもらうことです。結果、多くの参加者がリスク回避的でした。実験方法を理解した後、他大学でとられた同様の実験データにおけるリスク回避度の分布をヒストグラムにまとめてもらいました。また発展的トピックとして、貯蓄?予防行動にかかわる慎重度をどのように測るのか解説をしました。

これらは大学のゼミでは数回にわたってこなす内容に相当するにもかかわらず、学部生?大学院生スタッフの臨機応変なサポートもあり、参加者のみなさんは1日を通じて意欲的に取り組んでくれました。

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