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ショートレクチャー&ディスカッション「AIと人文学の現在 / 未来」が開催されました(4/9)

 ライフクリエイター養成コースの企画イベントとして、「AIと人文学の現在 / 未来」を松本キャンパスで開催しました。

 最初に坂本泰宏特任准教授より、「AIと人文学の現在 / 未来」と題するショートレクチャーが行われました。

 AIと人文学がどのように関わっているのか、美術作品を例に挙げながら、解説されました。史料に対する人文学的な分析は、実は情報学?工学の世界でAIを用いて行われようとしていることとの親和性が高いことが指摘されました。

 また、歴史的な観点から見ると、未知のものに対抗する力の発見は、人の想像力(人文科学)と技術(自然科学)の出会いによって引き起こされてきたが、21世紀においてAIはその流れに乗ったものであり、人類にとって新しい「目(=これまで観測できなかった現象を人の認識方法とは異なる思考方法で顕在化するもの)」となるのではないかと話されました。

 最後に、AIが急激に進化し始めている今だからこそ、人文学や社会科学もそこに参画していくことや、AIとどのように共生し、向き合っていくかを考えることが重要であるとの指摘がされました。

 次に、山口真由特任教授と坂本特任准教授によるディスカッションが行われました。これからの時代の言語習得の必要性や、不安産業(人々の不安な気持ちを掻き立てて成立する産業)から希望産業(人々が自分の興味のあること、やりたいことにフォーカスすることによって成立する産業)へシフト変化する可能性、ライフクリエイター養成コースでの学びが有する意義などについて議論が行われました。

 最後に、参加者の皆さんとの活発な質疑応答が行われ、イベントは終了しました。

部屋に集まっている人たち

中程度の精度で自動的に生成された説明

会議室に座る男性

自動的に生成された説明

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