【学生の皆さんへ】生成AIの利活用について
ChatGPT等生成AI(以下、生成AIと略す。)は、適切にかつ節度ある使い方に徹すれば、自己の能力開発に大きな力を発揮します。一方で、その利用には注意すべき点もあります。皆さんには、以下の点を良く認識した上で、知を高めるためのツールとして適切に利活用することを希望します。
● 探究の質を高めることができます
調べたいことに合わせて質問を投げかけると、関連した情報や参考資料が手に入ります。質問の仕方を工夫すると、より適切な回答を得ることもできます。このようにして、探究を効率よく進め、よりよい成果をあげることができるでしょう。
● アイデアを交換したり対話することができます
自分の意見やアイデアを提出し、生成AIとの意見交換を通じて、幅広い視野や洞察を得ることができるでしょう。
一方、次の点に注意してください。
● 探究の主役があなた自身であることを忘れないようにしましょう
生成AIを利用して探究するにあたって、あなた自身の知的な成長にとって、自らの手で問題を発見し解決したり仮説を立てて検証したりすることが極めて大切です。過度に生成AIに頼ることは成長の妨げとなります。
● 生成AIの回答は必ずしも正しいとは限りません
生成AIは事実を正確に回答できるわけではありません。他の信頼できる情報と照らし合わせたり、別な方向性やよりよい表現を探ったりする習慣を身につけましょう。生成AIは限られたデータで学習して回答しますので、差別や偏見が含まれていることもあります。文化?歴史?地域などの多様性を考慮し、常に批判的に考えるようにしましょう。
● 生成AIの利活用に伴う問題に関して継続的に情報収集をしましょう
出力結果の著作権、個人情報の流出等、生成AIの利用に伴う問題について継続的に情報収集し、適切な方法で使用できるよう学び続けてください。
なお、授業によっては、担当教員の判断により生成AIの利用について指示がある場合があります。その場合は、指示に従ってください。また、学修?教育での生成AIの利用に関して、追ってガイドラインが示されます。
令和5年6月7日
理事(情報?DX担当)?副学長
不破 泰