【学生?教員の皆さんへ】信州大学の学修?教育におけるAI活用に関するガイドラインについて
学生?教員 各位
令和5年6月7日付け「【学生の皆さんへ】生成AIの利活用について」のメッセージにおいて、学修?教育での生成AIの利用に関して、追ってガイドラインを示す旨をお伝えしていました。これについて、このたび「信州大学の学修?教育におけるAI活用に関するガイドライン」を制定しましたので、188bet体育_188bet备用网址します。
なお、今後もAIに関する技術の進展や社会の動向等を踏まえて継続的に検討し、必要に応じて適宜見直しを行っていく予定です。
令和5年7月21日
理事(教学担当)
平野 吉直
信州大学の学修?教育におけるAI活用に関するガイドライン
国立大学法人信州大学教育企画委員会(令和5年7月21日承認)
学生?教員共通
【AIの活用】
人類とAIが共創する社会に向けて、授業等の学びの場でAIを活用しましょう。
【情報保護の徹底】
個人情報や守秘義務のある情報等の保護を徹底してください。AIの中には、入力された情報を蓄積し再利用するものがあり、情報が外部に漏れる可能性があります。
【著作権等保護の徹底】
著作権等の侵害にならないように注意してください。AIの出力と自らのアイデアを区別し、必要に応じて適切な引用を行ってください。AIの出力に著作物の内容がそのまま含まれていた場合、これに気付かず当該の出力を用いると剽窃に当たる可能性があります。
【情報収集の必要性】
AIと学びに関係する情報収集に常に努めましょう。AIは急速に進化していますので、新たな問題が短期間で現れてくる可能性があります。
学生
【批判的判断の重要性】
AIの出力が正しいとは限らないことに注意してください。AIの出力が本当に正しいのか、別な見方や考え方があるのではないか、筋道立てて考えているか等、常に批判的に考察することが、あなたの知的な成長につながります。
【授業達成目標に適した活用】
授業達成目標に適した活用を心がけてください。自分の解答をAIに委ねるなど、あなたの学びを妨げないようにしてください。
【授業ルールの遵守】
授業ごとに定められるルールに従ってください。教員は授業達成目標や授業内容に応じてルールを定めることがあります。学びの効果を高めるための配慮ですので、教員の指示に従ってください。
教員
【授業ルールの公開?周知】
授業達成目標や授業内容に応じて必要なAI活用ルールを定め、周知してください。その際には、活用の範囲や条件を具体的に示してください。
【評価方法の工夫】
必要に応じて、AI活用を前提に、AIだけでは解決できない課題設定を検討してください。
【AI活用方法の提案】
AIの活用法をそれぞれの学術分野で探究し、学生にAIに対する理解を深めるよう求め、有用な活用方法を伝えてください。