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2023/03/28
信州大学×JR東日本長野支社 令和4年度「課題解決実践セ?ミ 事業提案報告会」を開催
信州大学は本年度、東日本旅客鉄道株式会社長野支社(以下、JR東日本長野支社)と共同で、観光人材の育成を行う連携事業「課題解決実践ゼミ」を開講いたしました。同ゼミは1年次向けの後期共通教育科目として実施され、本年度で3年目を迎えます。2月14日、その総括としてJR東日本を始めアルピコホールディングス株式会社など各方面の関係者が参加される中、信州大学附属図書館(中央図書館)にて「事業提案報告会」を開催しましたので、以下に報告いたします。
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本授業は、188bet体育_188bet备用网址感染症対策を講じながら、机上での学習にとどまらず、実社会にて課題を見つけ、解決策を提案するPBL(Project Based Learning)方式で構成されました。受講生は計4チームに分かれ、JR東日本長野支社と連携し、JR松本駅を中心とした新しいまちの楽しみ方を見つけるべく、移動や観光の課題の整理や再定義を始めました。事業提案に向けたアイデアの構想段階では実証実験も重ねられました。これはJR長野支社社員をはじめ、多方面にわたる市内事業者のご協力のもと実施することができました。
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事業提案報告会では各チームが設定した課題から、解決に至るプランまで発表がありました。どのチームも課題設定や解決策のアイデア創出までには紆余曲折がありましたが、プレゼンテーションは、様々な障壁を目の当たりにしてきた受講生の経験知が活きた発表となりました。本報告会の後半では、聴講者?大学関係者等が選定するアワードも実施され、松本市の野菜や発酵食品をはじめとする地場産の食材に焦点をあて、それらを実際に鉄道等を利用して集め、旅行者が自ら調理することで、地域の魅力向上につなげる取り組みを提案した「松本フードマスター」チームがJR東日本長野支社が提供する「JR賞」に選ばれました。チームのテーマ一覧とすべてのアワード結果については、下記のとおりです。
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本年度の課題解決実践ゼミは、JR東日本長野支社と連携してから3年目であり、この授業を通じて様々な発展が大学側のみならず学生側にも生まれてきています。JR東日本長野支社の皆様には、毎回授業に参加をいただいたほか、授業時間外も学生との連携を図るなど、受講生に対しても常に温かいご支援をいただきました。本学は次年度も同社と連携した授業を開講いたします。学生という目線から観光を分析し、松本地域の魅力の創造や更なる発展を担う人材の育成を続けてまいります。
(左)集合写真
(右) 見事「JR賞」に輝き、表彰される「松本フードマスター」チーム
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◎チームの取り組み内容とアワード結果
(アワード結果は【 】内に掲載、タイトル太字部分をクリックすると当日投影したスライド資料がご覧いただけます。)
①チーム信州ガチャ旅 :信州ガチャ旅~ビビっと感じろ!信pathy!~
②駅からサイクリングチーム :里山辺から始める新しい松本の過ごし方 【アルピコ賞】
③松本フードマスターチーム :松本フードマスター~食材から知る松本の魅力~【JR賞】
④駅楽チーム :駅楽~世界に一つだけのMusic~
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①チーム信州ガチャ旅 :信州ガチャ旅~ビビっと感じろ!信pathy!~
◎チーム信州ガチャ旅は、旅先を偶然性に委ねることを新たな観光価値とし、オリジナルサイトを作成しました。ここでは、留学生と日本人学生のマッチング旅行プランや、学割が提供されているお店など、大学生の目線でおすすめを提案しています。
◎本報告会の参加者からは、「実際にシステムを構築して、複数の対象者で検証している点」や「時流を捉えたガチャの発想を入口に、地域の人や学内のエアポケット的な人の繋がりに価値を当てているところ」等に評価がありました。
☆「信州ガチャ旅」ウェブサイトへのリンクはコチラです。(「松本ガチャ飲食店」のみ、スマートフォンにてご利用いただけます。)
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②駅からサイクリング :里山辺から始める新しい松本の過ごし方 【アルピコ賞】
◎駅からサイクリングチームは、里山辺の観光資源について着目し、同地域に人を呼び込むためのプランやWEBサイトを作成しました。
◎本報告会の参加者からは、「昼~夜~朝と一連のプランにつなげられる点が良い」や「星、サイクリングと、地域の自然(あたりまえ)のコンテンツを強みにできている。素直に『行きたい』『やっていみたい』と感じさせる内容、見せ方、構成は、誰も否定できない。」などの評価がありました。
☆「里山辺から始める新しい松本の過ごし方」ウェブサイトへのリンクはコチラです。
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③松本フードマスター :松本フードマスター~食材から知る松本の魅力~【JR賞】
◎松本フードマスターチームは、インスタグラムを活用し、松本特産の食品を集めることによる街歩きの促進や、松本観光における新しい価値創造を検討しました。
◎本報告会の参加者からは、「歩いて、知って、味わうの3本の柱それぞれに厚みがあり、学生のみなさまが地域に入っていっている様子が伝わってきた。五感をフル稼働し、人の輪を広げる施策で得たものの大きさを実感できた。」「現実的な実施の可能性は高い」などの評価がありました。
☆松本フードマスターのインスタグラムはコチラです。
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④駅楽 :駅楽~世界に一つだけのMusic~
◎駅楽チームは、楽都(音楽の都)としての松本に着目し、駅や商業施設に設置されている、いわゆるストリートピアノを通じた交流を促進する取組を行いました。
◎本報告会の参加者からは、「駅ピアノは確かに『上手い人しか弾けない』イメージが強い!そこに使いやすくなる仕組みを添加することで、駅ピアノの利用率を上げるのはおもしろい。」や「駅ピアノとそこから広がるコミュニケーションに着目されているのが非常に斬新だなと思った。」などの評価がありました。
☆駅楽チームのYouTubeリンクはコチラです。(「ピアノリレー」の様子がご覧いただけます。)
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報告:信州大学経法学部4年?ローカルイノベーター養成コース3期生 宮崎愛斗(みやざき?まなと)