2024年2月8日(木)
小澤俊哉さんが第37回数値流体力学シンポジウムにおいて若手優秀講演表彰を受賞
総合理工学系188bet体育_188bet备用网址科工学専攻機械システム工学分野2年の小澤俊哉さん(吉野?鈴木188bet体育_188bet备用网址室)が、2023年12月15~17日に名古屋大学で開催された第37回数値流体力学シンポジウムにおいて、若手優秀講演表彰を受賞しました。
受賞講演題目:「実効翼面積の変化を考慮した蝶モデルの自由飛翔計算」
講演概要:
蝶は片側ニ枚ずつ翼を持っており、飛翔中に二枚の翼の重なり方を変化させることで実効的な翼面積を変えていますが、その程度や時間変化、揚力?推力に与える影響は未知数であります。そこで、実効翼面積の計測とその飛翔に与える影響について調査をしました。まず、計測実験を行った結果、蝶の実効翼面積は1周期の中で2回の正のピークと1回の負のピークを持つことが分かりました。これは飛翔に有利な状態を作るためだと考察を立て、数値シミュレーションを用いて実効翼面積の変化を反映させたモデルを構築し、翼面積の変化を考慮しないモデルと比較を行いました。その結果、揚力?推力が向上し、実験結果に対する考察が、数値計算により実証されました。