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  1. 廣瀬 太陽さんが日本膜学会第46年会にて学生賞を受賞
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2024年7月31日(水)

廣瀬 太陽さんが日本膜学会第46年会にて学生賞を受賞

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6月11、12日に早稲田大学で開催された日本膜学会第46年会において、工学部物質化学科4年の廣瀬太陽さん(奥村?佐伯188bet体育_188bet备用网址室)が、学生賞を受賞しました。日本膜学会年会は、高分子や無機膜からなる人工膜と、細胞膜の様な生体膜、及びその境界領域の188bet体育_188bet备用网址者が議論する188bet体育_188bet备用网址発表会です。今回は受賞対象の61件の発表の内、14件が選ばれました。

受賞題目:基質の膜透過を含む脂質膜ドーム内ベシクルでの局所酵素反応の検討

発表概要:細胞は脂質からなる膜小胞の内部に別の膜小胞が存在するという階層構造を持ちます。188bet体育_188bet备用网址グループでは、この階層膜構造を人工的に再現した脂質膜小胞体であるオリゴベシキュラーベシクル(OVV)を構築し、階層膜構造の特長を活かした高度な細胞モデルや生化学反応場として利用する試みをおこなっています。今回発表した188bet体育_188bet备用网址では、これまでに188bet体育_188bet备用网址グループで独自に開発してきた手法を用いて、酵素を内側に封入した脂質膜小胞を内ベシクルとして内部に持つ半球状の脂質膜(脂質膜ドーム)を構築しました。この脂質膜ドームでは外側から供給した膜透過性の基質は内ベシクル内部への到達が可能であり、さらに内ベシクル膜の水溶性物質に対するバリアー能は保たれているため、内ベシクルの内部でのみ想定した酵素反応が起きることを実証しました。これにより、この階層膜構造体の秩序が維持された形で生化学反応場として利用できることを示しました。

廣瀬さんのコメント:この度は、日本膜学会第46年会において学生賞をいただき、大変光栄に思います。本学会が初めての参加で、胸が躍るような気持ちで臨みました。多くの方々と議論することにより貴重な知見が得られ、非常にたくさんの刺激を受けることができ、大変有意義な時間となりました。今回の受賞を励みに、今後の188bet体育_188bet备用网址により一層精進していきたいと思います。本188bet体育_188bet备用网址を進めるにあたりご指導?ご助言頂きました先生方、188bet体育_188bet备用网址室の皆様に心より御礼申し上げます。

※本188bet体育_188bet备用网址に関するお問い合わせは188bet体育_188bet备用网址室ホームページ(http://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/engineering/chair/chem004)からお願いいたします。