信大環境レポート
環境マインド実践人材養成コース 「マレーシア演習旅行」に行きました
2023年03月22日（水） [活動報告]
2月19日(日) から25日(土）の6泊7日の日程で、全学横断特別教育プログラム環境マインド実践人材養成コース 2期生の海外演習旅行をマレーシアサラワク州のクチン近郊で実施しました。
今回の演習旅行では、ASEAN初の水素燃料プラント、パーム油の生産現場、半野生のオランウータンが観察できる野生動物センター、熱帯雨林の特有の生態系が観察できる国立公園、先住民族の村などを訪問してきました。
マレーシアは化石燃料や木材資源の輸出により経済的に豊かになってきた国ですが、クチン市内でも水素燃料や電気で動く自動車が利用され始めており、世界的な次世代エネルギーへの転換の動きを実感することができました。
また、熱帯雨林の生物多様性や野生生物の保護現場、先住民族の村を実際に見ることにより、開発と保全のバランスの重要性と難しさについて改めて深く考えさせられました。
参加者11名のうち、ほとんどの学生が初めての海外訪問でしたが、全員が英語や時にはジェスチャーを交えながら積極的に現地の方とコミュニケーションをとることができており、日本では得ることのできないとても貴重な経験を積むことができたのではないかと感じています。
今回の演習旅行を実施するにあたり、たくさんの方々の助言やご協力をいただきました。
この場をお借りして御礼申し上げます。Terima kasih（マレー語で"ありがとう"の意）！
（全学教育機構助教 浅野郁）
