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乗鞍高原の環境課題を探求しました(環境マインド実践養成コース)

2023年11月02日(木) [活動報告]






環境マインド実践人材養成コース(4期生23名)の実践ゼミⅠ=ローカル編を、9月19日から21日の2泊3日の日程で乗鞍高原実施しました。


乗鞍高原は、上高地と並ぶ中部山岳国立公園の重要拠点です。松本キャンパスと同じ松本市にあるのですが、松本キャンパスで学んでいながら一度も行ったことがないという人は少なくありません。
乗鞍高原は500人もの人々が暮らす町(中部山岳国立公園では珍しい)で、地域資源を活かしつつ脱炭素社会の実現に向けて地域一丸となった取組が開始されました。
また、ゼロカーボンパーク指定第1号であり、国の脱炭素先行地域に採択されたとてもホットなエリアです。そんな乗鞍高原でローカル編に取り組みました。
ゼミⅠでは、まず4月から3回ほど土曜日に集まって、乗鞍高原のことを調べて発表して準備を進めてきました。


合宿では、地域の方々を訪問させていただき、いろいろなお話を聞かせていただきました。
例年なら紅葉の盛りのはずでしたが、今年の山は青々したままで、温暖化の影響を間近に感じることが出来ました。
最終日には、調べたことを発表し、お話を伺った地域の方々にも聞いていただくことができました。
地域の方々からは、学生の率直な考え方に接することができて刺激を受けたといったお褒めの言葉をいただきました。
講義室で学ぶだけでなく、実際の環境問題への取組が実際に行われている場所に行って、その一線で活動されている方々から直接見聞きできたことは、一人ひとりの環境マインドに大きな影響があったことでしょう。


この合宿を支えてくださった乗鞍地域の皆様や行政関係の皆様にこの場をお借りしてお礼を申し上げます。

(全学教育センター教授 坂本真一)