信州大学医学部病理組織学教室のホームページにようこそ。着任早々の188bet体育_188bet备用网址棟の耐震改修工事を経て、器と人が揃い、ようやく教室の体制が整いました。
現在の病理学には課題が山積しています。従来病理学の大要とされてきた剖検診断では、外科腫瘍病理診断の比重が増す中で臨床の疑問に的確に応えることのできる力量の低下が否めません。医療関連死の検証体制の整備が進む中、その中核になる剖検診断のレベルアップのため剖検診断研修の充実が求められています。患者さんの予後に関わる外科病理診断の重要性は論を待ちませんが、疾患の本質の理解が不充分なままでの病理診断には限界がつきまといます。私が病理学教室の門をたたいた頃と比べて足腰が弱くなった感が否めない病理学188bet体育_188bet备用网址の充実を図り、疾患全体を俯瞰する視点を持つ病理医の育成が必要です。
